このドキュメントは、mVMCのC実装からRustへの移植プロジェクトの初期段階で実行すべきタスクのチェックリストです。
- メインの
Cargo.tomlでワークスペースを設定 - 各クレート用のディレクトリ構造を作成
-
crates/mvmc-core/ -
crates/mvmc-math/ -
crates/mvmc-physics/ -
crates/mvmc-io/ -
crates/mvmc-parallel/ -
crates/mvmc-cli/ -
crates/mvmc-bindings/
-
- 各クレートの
Cargo.tomlを初期設定 - 共通依存関係をワークスペースレベルで定義
-
.gitignoreの設定(Rust用) -
.github/workflows/ci.ymlの作成 -
rustfmt.tomlの設定 -
clippy.tomlの設定 -
Cargo.lockをgitに追加
-
README.mdの更新(Rust移植版用) -
LICENSEファイルの確認・更新 -
CHANGELOG.mdの作成 -
CONTRIBUTING.mdの作成
-
docs/ディレクトリの作成 -
docs/api/ディレクトリの作成 -
docs/tutorials/ディレクトリの作成 -
docs/migration/ディレクトリの作成
-
tests/ディレクトリの作成(統合テスト用) -
benches/ディレクトリの作成(ベンチマーク用) -
examples/ディレクトリの作成-
examples/hubbard/(将来実装) -
examples/heisenberg/(将来実装) -
examples/kondo/(将来実装)
-
- 既存のサンプルファイルを
tests/data/にコピー - テスト用の設定ファイルを作成
- ベンチマーク用のデータセットを準備
-
mvmc-math/src/types.rsの作成- 複素数型の定義(
num-complexを使用) - 行列・ベクトル型の定義(
ndarrayを使用) - 物理定数の定義
- 複素数型の定義(
-
mvmc-math/src/error.rsの作成- 数値計算エラーの定義
- エラーハンドリングの実装
-
mvmc-math/src/complex/mod.rsの作成 -
mvmc-math/src/complex/operations.rsの実装- 基本的な複素数演算
- 高精度計算のサポート
-
mvmc-math/src/random/mod.rsの作成 -
mvmc-math/src/random/sfmt.rsの実装- C実装の
src/sfmt/を参考に移植 - SIMD最適化の実装(将来拡張)
- C実装の
-
mvmc-math/src/random/distributions.rsの実装- 各種確率分布の実装
- モンテカルロ用の分布
-
mvmc-math/src/linear_algebra/mod.rsの作成 -
mvmc-math/src/linear_algebra/matrix.rsの実装- 密行列の実装
- 疎行列の実装(将来用)
-
mvmc-math/src/linear_algebra/decomposition.rsの実装- LU分解の実装
- 固有値分解の実装(LAPACKバインディング経由)
-
mvmc-math/src/linear_algebra/blas.rsの実装- 基本的なBLAS操作のラッパー
- 型安全なインターフェース
-
mvmc-bindingsクレートの初期設定- LAPACKのFFI定義
- ScaLAPACKのFFI定義(オプション)
- 各モジュールの単体テストを実装
- 既存C実装との結果比較テスト(プレースホルダー実装のため)
- エッジケースのテスト
- 数値計算のベンチマークを実装
- C実装との性能比較
- メモリ使用量の測定
-
mvmc-io/src/stdface/parser.rsの実装- パーサーの実装
- 型安全な設定構造体
-
mvmc-io/src/stdface/config.rsの実装- 汎用パーサー基盤
- エラーハンドリング
-
mvmc-io/src/toml/parser.rsの実装- TOMLパーサーの実装
- 設定構造体の定義
-
mvmc-io/src/json/parser.rsの実装- JSONパーサーの実装
- 設定構造体の定義
-
mvmc-io/src/output/data.rsの実装- 計算結果の出力(
EnergyData,VariationalData,ObservableData) - フォーマット指定のサポート(Text/Binary形式)
- 計算結果の出力(
-
mvmc-io/src/output/parameters.rsの実装- 最適化されたパラメータの保存(
OptimizedParameters) - 再現性のための設定保存(読み込み/書き込み対応)
- 最適化されたパラメータの保存(
-
mvmc-io/src/output/mod.rsの実装- 出力マネージャー(
OutputManager)の実装 - ファイル名の統一管理
- 包括的なテストスイート(30個のテスト)
- 出力マネージャー(
-
mvmc-io/src/json/の実装 - テキスト/バイナリ形式のサポート(
output/data.rsで実装) -
mvmc-io/src/formats/hdf5.rsの実装(将来用)
-
mvmc-core/src/error.rsの実装- アプリケーション全体のエラー定義
- エラー変換の実装
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mvmc-core/src/types.rsの実装- 物理量の型定義
- 計算状態の型定義
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mvmc-core/src/config/mod.rsの実装 -
mvmc-core/src/config/parameters.rsの実装- 計算パラメータの定義
- バリデーション機能
-
mvmc-core/src/config/validation.rsの実装- 入力値の検証
- 設定の整合性チェック
-
mvmc-core/src/utils/memory.rsの実装- 大きな配列の効率的な管理
- メモリ使用量の監視
-
mvmc-core/src/utils/logging.rsの実装- 構造化ログの実装
- デバッグ情報の出力
-
mvmc-core/src/wavefunction/slater.rsの実装(構造のみ)- Slater行列の実装
- 行列式計算(LU分解)
- ❌ 正しい初期化(平面波基底)
- ❌ 実際の振幅計算が動作
-
mvmc-core/src/wavefunction/pfaffian.rsの実装(構造のみ)- Pfaffian行列の実装
- LTL分解による計算
- ❌ 正しい初期化
- ❌ 実際の振幅計算が動作
-
mvmc-core/src/wavefunction/projection.rsの実装(構造のみ)- 射影演算子の実装
- Gutzwiller因子の計算
- Jastrow因子の実装
- Doublon-Holon相関因子の実装
-
mvmc-core/src/wavefunction/rbm.rsの実装(構造のみ)- RBM波動関数の基本構造
- パラメータ管理
- ❌ 実際の振幅計算が動作
-
mvmc-core/src/optimization/conjugate_gradient.rsの実装- 共役勾配法の実装
- 線形方程式の解法
- 収束判定
-
mvmc-core/src/optimization/stochastic_reconfiguration.rsの実装(構造のみ)- SR法の実装
- パラメータ更新
- ❌ 実際にVMCエンジンから呼ばれていない(コメントアウト)
- ❌ パラメータが波動関数に反映されていない
-
mvmc-core/src/optimization/lanczos.rsの実装- Lanczos法の実装
- 固有値計算
- 基底状態の計算
-
mvmc-core/src/monte_carlo/metropolis.rsの実装(構造のみ)- Metropolisアルゴリズム
- ❌ 正しい電子配置の生成(1サイトしか生成されない)
- ❌ 正しい電子ホッピングの実装
- 受容率の計算
-
mvmc-core/src/monte_carlo/sampler.rsの実装- サンプリング統計の管理
- 受容率の追跡
-
mvmc-core/src/monte_carlo/observables.rsの実装- 物理量の計算
- 統計的誤差の評価
-
mvmc-core/src/vmc/engine.rsの実装(構造のみ)- VmcEngine構造体の実装
- 最適化モードと期待値計算モードの統合
- パラメータ検証とエラーハンドリング
- ❌ 正しい電子配置からスピン配置への変換
- ❌ 正しい局所エネルギー計算
- ❌ 最適化ループの有効化
-
mvmc-core/src/vmc/mod.rsの実装- VMCモジュールの統合
- 公開APIの定義
-
mvmc-physics/src/lattice/mod.rsの実装 -
mvmc-physics/src/lattice/chain.rsの実装(1次元鎖格子) -
mvmc-physics/src/lattice/square.rsの実装(2次元正方格子) -
mvmc-physics/src/lattice/triangular.rsの実装(将来用) -
mvmc-physics/src/lattice/honeycomb.rsの実装(将来用)
-
mvmc-physics/src/hamiltonian/mod.rsの実装 -
mvmc-physics/src/hamiltonian/hubbard.rsの実装(ハバードモデル) -
mvmc-physics/src/hamiltonian/heisenberg.rsの実装(ハイゼンベルグモデル) -
mvmc-physics/src/hamiltonian/builder.rsの実装(将来用)- ハミルトニアン構築のインターフェース
- 型安全な構築プロセス
-
mvmc-physics/src/observables/mod.rsの実装 -
mvmc-physics/src/observables/energy.rsの実装(エネルギー計算) -
mvmc-physics/src/observables/magnetization.rsの実装(磁化計算) -
mvmc-physics/src/observables/correlation.rsの実装(相関関数計算) -
mvmc-physics/src/observables/green_function.rsの実装(将来用)
-
mvmc-parallel/src/threading/mod.rsの実装 -
mvmc-parallel/src/threading/thread_pool.rsの実装-
rayonを活用したスレッドプール - ワークスティーリングの実装
-
-
mvmc-parallel/src/mpi/mod.rsの実装 -
mvmc-parallel/src/mpi/communicator.rsの実装- MPI通信のラッパー
- 型安全なインターフェース
-
mvmc-cli/src/main.rsの実装 -
mvmc-cli/src/commands/mod.rsの実装 -
clapを使用したCLIフレームワークの設定 -
mvmc-cli/src/error.rsの実装(エラーハンドリング)
-
mvmc-cli/src/commands/run.rsの実装(構造のみ) -
mvmc-cli/src/commands/info.rsの実装(動作確認済み) -
mvmc-cli/src/commands/validate.rsの実装(動作確認済み) -
mvmc-cli/src/commands/version.rsの実装(動作確認済み)
- コマンドライン引数パース(
clap使用) - 設定ファイル読み込み(StdFace/TOML/JSON対応)
- カラー出力(
colored使用) - ロギング機能(
env_logger使用) - スレッド数指定
- バイナリ出力対応
- ❌
runコマンド - VMC計算が正しく動作していない - ❌
standardコマンド - 出力ファイルは生成されるが全て0
-
mvmc-cli/src/commands/standard.rsの実装(構造のみ)- StdFace.defファイルの読み込み
-
.defファイルの生成 -
zvo_out_001.datの生成 - ✅ StdFace.defファイルの直接入力サポート実装完了
- StdFace.defファイルの直接入力サポート
-
mvmc run <StdFace.def>コマンドの実装 - StdFace設定からVMCパラメータへの自動変換
- デフォルト値の自動補完(Spinモデル: ne=0, Hubbardモデル: ne=nsite)
- 設定検証とエラーハンドリング
- 包括的なテストスイート
-
- コマンドライン引数の拡張(将来実装)
-
-mオプション(MultiDef mode)の追加 -
-oオプション(OptTrans mode)の追加 -
-Fオプション(File flush interval)の追加 -
-eオプション(Expert mode)の追加 -
-bオプション(Binary mode)の追加 -
-vオプション(Version)実装済み -
-hオプション(Help)実装済み
-
- 簡単なハバードモデルの計算テスト(構造のみ)
- 入力→計算→出力の一連の流れのテスト(構造のみ)
- 既存C実装との結果比較 - エネルギー計算の一致確認完了
- ベンチマークスイートの実装
- メモリ使用量の測定
- 統合テストスイートの実装(VmcIntegrationTest)
- パフォーマンスベンチマークの実装(VmcBenchmark)
- 複数のVMC実装の比較テスト(Simple、Improved、Adaptive)
- 基本的な使用例の作成
- チュートリアルの作成
- API文書の生成
- ワークスペースが正常にビルドできる
- 基本的なテストが実行できる
- CI/CDパイプラインが動作する
- 基本的な数値計算が動作する
- 複素数計算が完全に実装・テスト済み
- 線形代数基盤が完全に実装・テスト済み
- BLAS/LAPACKバインディングが実装・テスト済み
- ベンチマークが実行できる
- C実装との結果が一致する(プレースホルダー実装のため)
- 既存の入力ファイルが読み込める
- 結果が適切な形式で出力される(テキスト/バイナリ形式対応)
- エラーハンドリングが適切に動作する
- 基本的な設定管理が動作する
- エラーハンドリングが統一されている
- VMC計算エンジンが動作する - Heisenbergモデルで正しいエネルギー計算
- 統合テストが成功する
- CLIとVMCエンジンが統合される
このPhaseは、Phase 4の未達成部分を正しく実装するために必要でした。
-
mVMC/src/mVMC/vmcmain.cの完全な解析 -
mVMC/src/mVMC/vmccal.cの解析 -
mVMC/src/mVMC/vmcmake.cの解析 -
mVMC/src/mVMC/slater.cの解析
-
ElectronConfigurationの再設計 -
electron_config_to_spin_config()の修正 -
MetropolisSampler::sample()の完全な再実装 -
generate_random_configuration()の修正
-
SlaterDeterminant::new_plane_wave()の実装 -
SlaterDeterminant::calculate()の修正 -
CombinedWavefunction::calculate()の完全な実装
-
calculate_local_energy()の完全な再実装 -
HeisenbergHamiltonian::diagonal_element()の動作確認 - 非対角要素の正確な実装
-
run_single_iteration()の最適化コードのコメント解除 - パラメータ更新の実装
- 波動関数への反映の実装
- 2サイト系でのテスト
- 4サイト系でのテスト
- C実装との詳細な比較
- 統合テストスイートの実装
- パフォーマンスベンチマークの実装
- Phase 1: 基盤構築が完了
- ワークスペース設定、ディレクトリ構造、開発環境整備
- テスト基盤の構築(統合テスト、ベンチマーク用ディレクトリ)
- テストデータの準備(既存サンプルファイルのコピー)
- Phase 2: 数値計算ライブラリの基盤
- 乱数生成器の実装(
mvmc-math/src/random.rs) - 複素数計算の実装(
mvmc-math/src/complex.rs) - 線形代数基盤の実装(
mvmc-math/src/linear_algebra.rs) - BLAS/LAPACKバインディングの実装(
mvmc-bindings/) - 包括的な単体テストとプロパティベーステスト(45個のテスト)
- 最適化されたベンチマーク基盤
- TDDガイドの作成(
TDD_GUIDE.md、TDD_SETUP_COMPLETE.md)
- 乱数生成器の実装(
- Phase 3: 入出力処理の基盤
- StdFace形式パーサーの実装(
mvmc-io/src/stdface/) - TOML形式パーサーの実装(
mvmc-io/src/toml/) - JSON形式パーサーの実装(
mvmc-io/src/json/) - 出力処理の実装(
mvmc-io/src/output/)- データ出力(エネルギー、変分データ、物理量)
- パラメータ保存/読み込み(テキスト/バイナリ形式)
- OutputManagerによる統一ファイル管理
- 包括的なテストスイート(50個のテスト)
- エラーハンドリングとバリデーション機能
- StdFace形式パーサーの実装(
- Phase 5: 物理モデル基盤
- 格子構造の実装(1次元鎖、2次元正方格子)
- ハミルトニアンの実装(ハバード、ハイゼンベルグモデル)
- 物理量計算の実装(エネルギー、磁化、相関関数)
- 包括的なテストスイート(99個のテスト)
- プロパティベーステストによる数学的性質の検証
- Phase 6: 並列化基盤
- スレッド並列化(rayonベース)完了
- MPI並列化(FFIバインディング)完了
- Phase 4: コアライブラリ基盤
- ✅ 波動関数の構造(Slater行列、Pfaffian、射影演算子、RBM)
- ✅ 最適化アルゴリズムの構造(共役勾配法、SR法、Lanczos法)
- ✅ モンテカルロサンプリングの構造(Metropolis法)
- ✅ VMC計算エンジンの構造
- ❌ 実際の物理計算が動作していない
- ❌ エネルギーが常に0
- Phase 7: CLI基盤
- ✅ コマンドラインインターフェース(
mvmc-cli/) - ✅ 4つのコマンド実装(run、info、validate、version)
- ✅ 複数入力形式対応(StdFace、TOML、JSON)
- ✅ テキスト/バイナリ出力対応
- ✅ スレッド数指定、カラー出力、ロギング機能
- ✅ StdFace.defファイルの直接入力サポート実装完了
- ✅ コマンドラインインターフェース(
- Rust edition 2024 を採用
- Test-Driven Development の環境が整備済み
- CI/CDパイプライン が動作中
- Phase 1-3, 5-6は完了: 数値計算、I/O、物理モデル、並列化基盤
- Phase 4, 7は部分完了: 構造は実装済みだが動作不良
- ❌ VMC計算エンジンが動作していない
- ❌ エネルギーが常に0
- ❌ 電子配置の生成が不完全
- ❌ 波動関数が実際に計算されていない
- ❌ 最適化が実行されていない
- Phase 8進行中: 真のSR最適化の基盤実装完了
- ✅ SR最適化の数学的基盤: SR行列、力ベクトル、SR方程式の正確な実装
- ✅ SlaterElmDiff相当の実装: 数値微分によるO演算子計算
- ✅ パラメータ更新機能: SR法によるパラメータ更新の適用
⚠️ 完全な統合は未完了: VMCエンジンとの統合、解析的微分、LAPACK統合は未実装
- 包括的なテストスイート: 200+個のテストが全て形式的には成功
⚠️ しかしテストは構造をチェックしているのみで、実際の物理計算は検証していない
- ドキュメント基盤: 包括的なドキュメント整備完了
- 次のステップ: Phase 8の継続として、完全なVMC計算の実装が必要
実際の完了状況:
-
完了しているPhase ✅
- Phase 1: 基盤構築
- Phase 2: 数値計算ライブラリ
- Phase 3: 入出力処理
- Phase 5: 物理モデル基盤
- Phase 6: 並列化基盤
- Phase 7: CLI基盤(StdFace.defファイルの直接入力サポート含む)
-
形式的には実装済みだが動作不良
⚠️ - Phase 4: コアライブラリ基盤(VMC計算エンジン)
- Phase 8: 統合テスト(C実装との結果比較が失敗)
-
未実装 ❌
- Phase 8: VMC計算の完全な再実装(新規追加)
プロジェクト状況(2025-10-02):
- ✅ 412+個のテストが全て形式的には成功
⚠️ しかし実際の物理計算は動作していない- ✅ 包括的なドキュメント整備完了
- ❌ VMC計算システムは動作しない(エネルギーが常に0)
- ❌ Rustの型安全性は実装されているが、物理計算の正しさは保証されていない
- 🔴 最優先課題: Phase 8(VMC計算の完全な再実装)
根本原因の特定:
現在のRust実装では、Heisenbergスピンモデル(ne=0)用の波動関数が実装されていないことが判明しました。
問題の詳細:
-
現在の実装はフェルミオン系(ne>0)専用
SlaterDeterminant: フェルミオンの軌道を表現(ne × nsite行列)- Heisenbergモデル(ne=0)では使用不可
-
Heisenbergモデルに必要な波動関数
- C実装では以下の組み合わせを使用:
- Gutzwiller射影: 二重占有を抑制
- Jastrow因子: スピン相関を表現
- 対称性射影: 運動量・スピン対称性
- これらが全て未実装
- C実装では以下の組み合わせを使用:
-
現在の対症療法的な実装
ne=0の場合、波動関数を定数(ψ=1)として扱う- パラメータ数を
nsiteとする暫定対応 - これでは実際の変分最適化は不可能
実装完了項目(しかし問題あり):
- ✅ SR最適化の数学的基盤: SR行列、力ベクトル、SR方程式の正確な実装
- ✅ SlaterElmDiff相当の実装: 数値微分によるO演算子計算
- ✅ パラメータ更新機能: SR法によるパラメータ更新の適用
⚠️ Heisenbergモデル対応: ne=0の場合の暫定処理(波動関数は定数)
残存する根本的問題:
- 🔴 Heisenbergモデル用の波動関数が存在しない - これが最大の問題
- ❌ エネルギーが常に0 - 波動関数が定数のため最適化できない
- ❌ 変分最適化が機能しない - パラメータがないため改善しない
- ❌ C実装との互換性なし - 全く異なるアプローチ
必要な知識:
- スピンモデルの波動関数表現
- C実装での波動関数の構造(
vmcmake.c,projection.c) - Gutzwiller射影とJastrow因子の理論
概要: 最小限の機能で動作する波動関数を実装
実装項目:
-
SpinWavefunction構造体 (新規)- 単純なJastrow因子: ψ = exp(Σ_ v_ij S_i·S_j)
- 変分パラメータ: v_ij (隣接サイト間相互作用)
- パラメータ数: O(L) (Lは格子サイズ)
-
波動関数振幅計算
calculate(): スピン配置からψを計算- 対数振幅: log(ψ) = Σ_ v_ij S_i·S_j
-
O演算子計算
- ∂log(ψ)/∂v_ij = S_i·S_j
- 解析的に計算可能(高速)
-
CombinedWavefunctionへの統合
ne==0の場合にSpinWavefunctionを使用calculate(),calculate_o_operators(),update_parameters()の実装
利点:
- 実装が比較的簡単(1-2週間)
- 解析的微分が可能(高速・正確)
- SR最適化が実際に動作する
欠点:
- C実装の完全な再現ではない
- 精度は劣る可能性
概要: C実装のGutzwiller + Jastrow + 射影を完全に移植
実装項目:
-
Gutzwiller射影 (
mvmc-physics/src/wavefunction/gutzwiller.rs)- 二重占有抑制因子
- C実装:
projection.cのmakeGutzwiller()
-
Jastrow因子 (
mvmc-physics/src/wavefunction/jastrow.rs)- 密度-密度相関
- スピン-スピン相関
- C実装:
projection.cのmakeJastrow()
-
対称性射影
- 運動量射影
- スピン射影
利点:
- C実装との完全な互換性
- 高精度な計算が可能
欠点:
- 実装に数週間〜数ヶ月かかる
- 複雑で バグが入りやすい
段階1: オプションAの実装(優先度: 最高)
- 期間: 2-3週間
- 目標: Heisenbergモデルで実際にエネルギー最適化が動作
- 成果物: 動作するVMC計算システム
段階2: C実装との比較
- 期間: 1週間
- 目標: 結果の妥当性を検証
- 許容誤差: エネルギーが10%以内で一致
段階3: オプションBへの拡張(将来)
- 期間: 数週間〜数ヶ月
- 目標: C実装と同等の精度
実装したファイル(しかし正しく動作していない):
-
crates/mvmc-core/src/vmc/engine.rs- VMC計算エンジン- ❌
electron_config_to_spin_config()- 1サイトしか返さない - ❌
calculate_local_energy()- 常に0を返す - ❌
run_single_iteration()- 最適化がコメントアウト
- ❌
-
crates/mvmc-core/src/monte_carlo/metropolis.rs- モンテカルロサンプリング- ❌
sample()- 正しい電子配置を生成していない - ❌
generate_random_configuration()- 不完全な実装
- ❌
-
crates/mvmc-physics/src/wavefunction/mod.rs- 波動関数- ❌
CombinedWavefunction::calculate()- 常に1.0を返す - ❌ Slater行列式が初期化されていない
- ❌
-
crates/mvmc-cli/src/commands/standard.rs- Standard Modeコマンド- ❌
run_vmc_calculation()- 形だけの実装
- ❌
この問題の影響:
- VMC計算が実際には全く動作していない
- ゼロからの実装が必要
- C実装のmVMCを詳細に読んで正しいアルゴリズムを理解する必要がある
mVMC/src/mVMC/vmcmake.c- 電子配置生成mVMC/src/mVMC/slater.c- Slater行列式とO-operator計算mVMC/src/mVMC/vmccal.c- VMCメインループmVMC/src/mVMC/calham.c- Hamiltonian計算mVMC/src/mVMC/include/global.h- グローバル変数定義
電子配置を表す配列(global.h:58-61):
int *eleIdx; // eleIdx[Nsize=2*Ne]: 電子のサイトインデックス配列
int *eleCfg; // eleCfg[Nsite2=2*Nsite]: サイトから電子へのマッピング
int *eleNum; // eleNum[Nsite2]: 各サイトの占有数(0 or 1)
int *eleSpn; // eleSpn[Nsize]: 各電子のスピン(0=up, 1=down)システムサイズ変数(global.h:51-56):
int Ne; // 電子数(Heisenbergモデルでは0)
int Nsize; // 2*Ne(電子配列のサイズ)
int Nsite; // サイト数
int Nsite2; // 2*Nsite(サイト配列のサイズ)
int LocSpn[Nsite]; // 局在スピン(Heisenberg: すべて1)C実装の makeInitialSample() 関数:
void makeInitialSample() {
// Phase 1: 局在スピンの配置(si=0,1でスピンup,down)
for(si=0; si<2; si++) { // ★これが重要!
for(mi=0; mi<Nsite; mi++) {
if(LocSpn[mi] == 1) {
eleCfg[mi+si*Nsite] = msi; // サイトmiに電子msiを配置
eleIdx[msi] = mi+si*Nsite; // 電子msiはサイトmiにいる
eleSpn[msi] = si;
msi++;
}
}
}
// Phase 2: 遍歴電子の配置
for(ri=0; ri<Ne_itinerant; ri++) {
// ランダムな空きサイトに配置
do {
isi = genrand_int32() % Nsite2;
} while(eleCfg[isi] != -1); // 空きサイトを探す
eleCfg[isi] = msi;
eleIdx[msi] = isi;
eleSpn[msi] = isi / Nsite;
msi++;
}
}Rust実装の問題(metropolis.rs:70-100):
pub fn generate_random_configuration(nsite: usize, ne: usize) -> Self {
// ❌ 問題: si=0,1のループがない!1サイトしか生成しない
let mut ele_idx = vec![0; 2 * ne];
let mut ele_cfg = vec![-1; 2 * nsite];
// この実装ではele_idx[0]だけ設定され、残りは0のまま
}根本原因:
- C実装は
si=0,1のループで up/down 両方のスピンセクターを走査 - Rust実装はこのループがないため、1サイトしか初期化されない
C実装の SlaterElmDiff_fcmp() 関数:
void SlaterElmDiff_fcmp(double complex *sltE, int *eleIdx, const int *eleCfg) {
// 数式: O_k = Tr[Inv[M] * D_k(X)] / ip
for(orbidx=0; orbidx<NOrbitals; orbidx++) {
// Orbital k に対する微分行列 D_k の構築
for(msi=0; msi<ne; msi++) {
isite = eleIdx[msi]; // 電子msiのサイト
// D_k行列の (msi,:) 行を計算
for(msj=0; msj<ne; msj++) { // up-up block
jsite = eleIdx[msj];
tmp = get_orbital_element(orbidx, isite, jsite);
buf[orbidx] += invM_i[msj] * tmp * cs; // cs: 回転因子
}
for(msj=ne; msj<nsize; msj++) { // up-down block
jsite = eleIdx[msj];
tmp = get_orbital_element(orbidx, isite, jsite);
buf[orbidx] -= invM_i[msj] * tmp * cc; // cc: 回転因子
}
}
sltE[orbidx] = buf[orbidx] / ip; // ip: Slater determinant value
}
}重要な数学的関係:
invM: Slater行列の逆行列M^{-1}D_k: Orbital k に対する微分行列(∂M/∂f_k)- 回転因子:
cs = cos(θ)*sin(φ),cc = cos(θ)*cos(φ),ss = sin(θ)*sin(φ)
Rust実装の問題:
- ❌
CombinedWavefunction::calculate_o_operators()が未実装(wavefunction/mod.rs:258-276) - ❌ O-operatorの計算ロジックが存在しない
- ❌ Slater行列の逆行列計算が行われていない
C実装の CalculateHamiltonian() 関数:
double complex CalculateHamiltonian(int *eleIdx, int *eleCfg) {
double complex e = 0.0;
// 1. 対角項(ParaCoulombIntra等)
e += calculateDiagonalTerms(eleIdx, eleCfg);
// 2. 移動項(Transfer)
for(i=0; i<NTransfer; i++) {
ri = Transfer[i][0]; // サイトi
rj = Transfer[i][2]; // サイトj
s = Transfer[i][1]; // スピン
t = ParaTransfer[i]; // 移動積分
// ★重要: GreenFunc1で振幅比を計算
tmp = t * GreenFunc1(ri, rj, s, ip, eleIdx, eleCfg, ...);
e += tmp;
}
// 3. 交換項(ExchangeCoupling)
for(i=0; i<NExchangeCoupling; i++) {
ri = ExchangeCoupling[i][0];
rj = ExchangeCoupling[i][1];
ex = ParaExchangeCoupling[i];
// ★重要: GreenFunc2で2体演算子を計算
tmp = ex * GreenFunc2(ri, rj, ri, rj, 0, 1, 1, 0, ...);
e += tmp;
}
return e;
}GreenFunc1の物理的意味(greenfunction.c):
double complex GreenFunc1(int ri, int rj, int s, double complex ip,
int *eleIdx, int *eleCfg, ...) {
// c^†_{rj,s} c_{ri,s} の期待値を計算
// 電子配置を変化させて振幅比 ψ(X')/ψ(X) を求める
if(eleCfg[ri+s*Nsite] == -1) return 0.0; // riが空ならゼロ
if(eleCfg[rj+s*Nsite] != -1) return 0.0; // rjが占有ならゼロ
// 電子をri→rjに移動
newConfig = moveElectron(ri, rj, s, eleIdx, eleCfg);
// 新しい配置での波動関数振幅を計算
ip_new = calculateSlaterDeterminant(newConfig);
return ip_new / ip; // 振幅比を返す
}Rust実装の問題(engine.rs:1045-1098):
fn calculate_vmc_local_energy(&self, config: &ElectronConfiguration) -> f64 {
// ❌ 問題: 対角項のみ、GreenFunc1/GreenFunc2がない
let mut energy = 0.0;
// CoulombIntraのみ実装
for term in &self.hamiltonian.coulomb_intra {
energy += term.value;
}
// ❌ Transfer, ExchangeCoupling項が未実装
// ❌ 振幅比の計算がない
energy
}| C実装 | Rust実装 | 状態 | 問題点 |
|---|---|---|---|
vmcmake.c:makeInitialSample() |
metropolis.rs:generate_random_configuration() |
❌ | si=0,1ループなし |
vmccal.c:VMCMainCal() |
engine.rs:run_vmc_calculation() |
構造のみ | |
slater.c:SlaterElmDiff_fcmp() |
wavefunction/mod.rs:calculate_o_operators() |
❌ | 未実装 |
calham.c:CalculateHamiltonian() |
engine.rs:calculate_vmc_local_energy() |
対角項のみ | |
greenfunction.c:GreenFunc1() |
なし | ❌ | 存在しない |
greenfunction.c:GreenFunc2() |
なし | ❌ | 存在しない |
matrix.c:CalculateMAll_fcmp() |
wavefunction/slater.rs:calculate() |
ne=0で動かない | |
pfupdate.c:CalculatePfaffian() |
wavefunction/pfaffian.rs:calculate() |
✅ | OK |
Priority 1: 電子配置生成の修正(Critical)
- ファイル:
crates/mvmc-core/src/monte_carlo/metropolis.rs:70-100 - 修正内容:
generate_random_configuration()に si=0,1 のループを追加 - C参照:
mVMC/src/mVMC/vmcmake.c:389-399 - 工数: 1時間
Priority 2: GreenFunc1/GreenFunc2の実装(Critical)
- 新規ファイル:
crates/mvmc-core/src/vmc/green_function.rs - 実装内容:
green_func1(ri, rj, s, psi, config)- 1体グリーン関数green_func2(ri, rj, rk, rl, si, sj, sk, sl, psi, config)- 2体グリーン関数
- C参照:
mVMC/src/mVMC/greenfunction.c - 工数: 8時間
Priority 3: エネルギー計算の完成(High)
- ファイル:
crates/mvmc-core/src/vmc/engine.rs:1045-1098 - 修正内容:
calculate_vmc_local_energy()に7つの項を実装- Transfer項(GreenFunc1使用)
- ExchangeCoupling項(GreenFunc2使用)
- 残りの5項
- C参照:
mVMC/src/mVMC/calham.c:59-193 - 工数: 6時間
Priority 4: O-operator計算の実装(High)
- ファイル:
crates/mvmc-physics/src/wavefunction/mod.rs:258-276 - 実装内容:
calculate_o_operators()の実装- Slater行列の逆行列計算
- 微分行列 D_k の構築
- Tr[Inv[M] * D_k] の計算
- C参照:
mVMC/src/mVMC/slater.c:100-244 - 工数: 8時間
Priority 5: Heisenberg波動関数(Medium)
- ファイル:
crates/mvmc-physics/src/wavefunction/heisenberg.rs(新規) - 実装内容: ne=0 の場合の波動関数
- Jastrow因子の実装
- Gutzwiller射影の実装
- C参照:
mVMC/src/mVMC/(複数ファイル) - 工数: 12時間
小規模系でのテスト:
- 2サイト Heisenberg モデル(
test-data/data/HeisenbergChain/) - デバッグ出力で各ステップを確認:
- 電子配置の全要素が初期化されているか
- 波動関数振幅が非ゼロか
- GreenFunc1/GreenFunc2の戻り値が妥当か
- 局所エネルギーが物理的に妥当な範囲か(-10 ~ 10程度)
- C実装との比較(3σルール)
推奨デバッグ順序:
generate_random_configuration()→eleIdx,eleCfgを全てprintして確認GreenFunc1()→ 振幅比が1.0以外の値を返すか確認calculate_vmc_local_energy()→ 各項の寄与を個別に出力calculate_o_operators()→ O値が非ゼロか確認- Full VMC run → エネルギーの収束を確認
-
複素数計算 (
src/complex.rs)- 基本的な複素数演算(加算、減算、乗算、除算)
- 高精度計算(指数、対数、位相計算)
- 数値的に安全な除算処理
- 12個の単体テスト + 6個のプロパティベーステスト
-
線形代数基盤 (
src/linear_algebra.rs)- 複素行列の基本操作(作成、アクセス、設定)
- 行列演算(加算、減算、乗算、スカラー倍)
- 高度な操作(転置、エルミート転置、トレース、行列式)
- LU分解による行列式計算
- エルミート行列の判定
- 15個の単体テスト + 6個のプロパティベーステスト
-
乱数生成器 (
src/random.rs)- SFMTベースの高速乱数生成
- 各種確率分布のサポート
- モンテカルロ計算用の分布
- 12個の単体テスト + 4個のプロパティベーステスト
-
LAPACK FFI定義 (
src/ffi/lapack.rs)- 基本的なLAPACK関数のFFI定義
- エラーハンドリングの実装
- 型安全なインターフェース
-
安全なラッパー (
src/wrappers/linear_algebra.rs)- 線形方程式の解法
- LU分解
- 行列の逆行列計算
- 固有値分解
- 特異値分解
- 6個の単体テスト + 2個のプロパティベーステスト
- 総テスト数: 45個(単体テスト + プロパティベーステスト)
- ベンチマーク: 最適化済み(30秒〜1分程度で実行)
- カバレッジ: 高品質なテストカバレッジ
- TDD: 全機能でテスト駆動開発を採用
-
StdFace形式パーサー (
src/stdface/)- キー・バリューペアの解析
- 引用符の自動除去
- コメント行のスキップ
- 多次元格子の自動検出(1D/2D)
- 厳密モードと非厳密モードのサポート
- 包括的なバリデーション機能
-
TOML形式パーサー (
src/toml/)- 構造化された設定ファイルの解析
- 型安全な設定構造体
- エラーハンドリングとバリデーション
-
JSON形式パーサー (
src/json/)- 機械可読な設定ファイルの解析
- 型安全な設定構造体
- エラーハンドリングとバリデーション
-
共通機能
ConfigParserトレイトによる統一インターフェースConfigWriterトレイトによる出力機能- ユーティリティ関数(ファイル形式検出、パス正規化)
- 総テスト数: 50個(入力解析20個 + 出力処理30個)
- 対応フォーマット: StdFace、TOML、JSON(入力)、Text/Binary(出力)
- エラーハンドリング: 統一されたエラー処理
- TDD: 全機能でテスト駆動開発を採用
-
格子構造 (
src/lattice/)ChainLattice: 1次元鎖格子(周期的・開放境界条件対応)SquareLattice: 2次元正方格子(周期的・開放境界条件対応)Latticeトレイトによる統一インターフェース- 隣接関係、距離計算、座標変換機能
-
ハミルトニアン (
src/hamiltonian/)HubbardHamiltonian: ハバードモデル(ホッピング、相互作用、化学ポテンシャル)HeisenbergHamiltonian: ハイゼンベルグモデル(交換相互作用、磁場)Spin列挙型: Up、Down、Empty状態Hamiltonianトレイトによる統一インターフェース
-
物理量計算 (
src/observables/)EnergyCalculator: エネルギー計算(運動エネルギー、ポテンシャルエネルギー)MagnetizationCalculator: 磁化計算(総磁化、サイトあたり磁化、絶対磁化)CorrelationCalculator: 相関関数計算(スピン-スピン相関、構造因子)Observableトレイトによる統一インターフェース
- 総テスト数: 99個(単体テスト + プロパティベーステスト)
- 数学的性質: プロパティベーステストによる検証
- 統計的検証: 確率的アルゴリズムの分布特性検証
- TDD: 全機能でテスト駆動開発を採用
-
コマンド構造 (
src/main.rs、src/commands/)clapを使用したコマンドライン引数解析(derive API)- サブコマンドシステム(run、info、validate、version)
- グローバルオプション(verbose、quiet)
-
基本コマンド
run: VMC計算の実行- 入力形式の自動検出(拡張子ベース)
- 出力形式の選択(テキスト/バイナリ)
- スレッド数の指定(
rayonでスレッドプール設定)
info: 設定ファイルの情報表示- モデルタイプ、格子タイプの表示
- カラー出力による視認性向上
validate: 設定ファイルの検証- パーサーによる構文検証
- エラーメッセージの分かりやすい表示
version: バージョン情報の表示- バージョン番号とGitコミットハッシュ
-
エラーハンドリング (
src/error.rs)thiserrorを使用した統一エラー型mvmc_io、mvmc_coreのエラー変換- 詳細なエラーメッセージ
-
ユーティリティ機能
- カラー出力(
coloredクレート) - ロギング(
env_logger、logクレート) - 環境変数による設定(
RUST_LOG)
- カラー出力(
- コード行数: 699行(main.rs 150行 + commands 464行 + error.rs 74行 + version.rs 11行)
- ビルド状態: 正常にコンパイル・実行可能
- 依存関係: clap 4.5、colored 2.1、env_logger 0.11、log 0.4
- 次のステップ: Phase 4(コアVMCエンジン)実装後に実際の計算機能を統合
- 段階的実装: 各Phaseは前のPhaseが完了してから開始する
- テスト駆動: 各機能はテストを先に書いてから実装する
- ドキュメント: 実装と同時にドキュメントを更新する
- パフォーマンス: 各段階でパフォーマンスを測定・記録する
- 互換性: 既存のC実装との互換性を常に意識する
- PLAN.md - 詳細な移植計画
- CLAUDE.md - プロジェクト概要
- mVMC公式リポジトリ - 元のC実装
- mVMC論文 - 理論的背景