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Commit 65057f2

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[update] : Updated AlterISO 3.1
1 parent f455f72 commit 65057f2

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7 files changed

+48
-15
lines changed

docs/jp/AUR.md

Lines changed: 6 additions & 1 deletion
Original file line numberDiff line numberDiff line change
@@ -1,9 +1,14 @@
11
## AURについて
22
AlterISO 3ではAURのパッケージをビルドに含めることができます。公式パッケージのインストールが終わった後、chrootでビルド用の一般ユーザーが作成されてビルドされます。初期のAlter ISO3では`makepkg`を使用してインストールを行っていましたが、現在は`yay`を使用してインストールされます。
33

4+
## yayについて
5+
yayは最も使用されているAURヘルパーです。AlterISOはまず一時的な一般ユーザーを作成した後、yayをmakepkgでビルドしてインストールします。
6+
47
## AURビルドを無効化する
58
チャンネルの`config.<arch>`かビルド時に`--noaur`を指定することでAURのビルドをスキップできます。
6-
`config.<arch>`に以下を追記して下さい。
9+
`config.<arch>`に以下を追記して下さい。
10+
AURビルドを無効化すると一部のパッケージがインストールされなくなり、その後のプロセスで予期せぬエラーが発生する可能性があります。
11+
(例えば`gnome`チャンネルではGnome拡張機能の大半をAURからインストールします。)
712

813
```bash
914
# Do not install the AUR package.

docs/jp/BUILD.md

Lines changed: 16 additions & 6 deletions
Original file line numberDiff line numberDiff line change
@@ -7,6 +7,12 @@ Dockerでビルドする方法は[この手順](DOCKER.md)を参照してくだ
77

88
ArchやAlter上で直接ビルドする場合、ビルドはいくつかの方法で行うことができます。
99

10+
## アーキテクチャについて
11+
現在Alter Linuxは主に`i686``x86_64`をサポートしています。限定的に`i486`のサポートも行っています。
12+
また、現在`aarch64`のサポートもテストされています。
13+
ビルドを行うホスト環境と互換性のあるアーキテクチャでしかビルドできませんので十分注意してください。
14+
(x86_64上でi686のビルドはできますがaarh64上でi486のビルドを行うといったことはできません。)
15+
1016
### 準備
1117

1218
ソースコードを取得します。
@@ -41,10 +47,10 @@ make menuconfig
4147
```
4248

4349
### GUIを使用する
44-
GUIで設定を行ってビルドできます。
50+
GUIで設定を行ってビルドできます。GUIには`python-gobject`が必須です。
4551

4652
```bash
47-
python ./build-wizard.py
53+
python ./tools/build-helper.py
4854
```
4955

5056
### ビルドウィザードを使用する
@@ -55,7 +61,7 @@ bashで書かれていますのでターミナルから実行してください
5561
ウィザードの使い方の詳細は[公式ブログ](https://blog.fascode.net/2020/04/17/build-alterlinux/)で紹介しています。
5662

5763
```bash
58-
./wizard.sh
64+
sudo make wizard
5965
```
6066

6167
### 手動でオプションを指定してビルドする
@@ -69,6 +75,7 @@ sudo ./build.sh [options] [channel]
6975
### build.shの使い方
7076

7177
主なオプションは以下のとおりです。完全なオプションと使い方は`./build -h`を実行して下さい。
78+
(以下のオプション以外にもデバッグ用の様々なオプションが用意されています。)
7279

7380
用途 | 使い方
7481
--- | ---
@@ -82,6 +89,8 @@ sudo ./build.sh [options] [channel]
8289
出力先ディレクトリを指定する| -o [dir]
8390
作業ディレクトリを指定する | -w [dir]
8491

92+
また引数では設定できない細かい挙動を変更する方法もあります。詳しくは[CONFIG.md](CONFIG.md)を参照してください。
93+
8594
####
8695
以下の条件でビルドするにはこのようにします。
8796

@@ -117,13 +126,14 @@ xfce-pro | xfceチャンネルのウィンドウマネージャを変更し、
117126

118127
#### カーネルについて
119128
`i686`アーキテクチャと`x86_64`アーキテクチャでは共にArchLinuxの公式カーネルである`linux``linux-lts``linux-zen`をサポートしています。
120-
また`x86_64`では公式カーネルに加えて以下のカーネルをサポートしています。
121-
カーネルの説明は[ArchWiki](https://wiki.archlinux.jp/index.php/%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%83%AB)を引用しています。
129+
また`x86_64`では公式カーネルに加えて以下ようなカーネルをサポートしています。
130+
カーネルの説明は[ArchWiki](https://wiki.archlinux.jp/index.php/%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%83%AB)を引用しています。
131+
AlterISO3からは非公式なカーネルはyayによりコンパイル、インストールされます。カーネルのコンパイルに時間がかかる場合が有るので注意してください。
132+
この一覧に無いカーネルもサポートしています。完全な一覧は[x86_64のカーネル設定ファイル](/system/kernel-x86_64)を参照してください。
122133

123134
名前 | 特徴
124135
--- | ---
125136
ck | linux-ck にはシステムのレスポンスを良くするためのパッチが含まれています。
126-
lts | coreリポジトリにある長期サポート版 (Long term support, LTS) の Linux カーネルとモジュール。
127137
lqx | デスクトップ・マルチメディア・ゲーム用途に Debian 用の設定と ZEN カーネルソースを使ってビルドされたディストロカーネル代替
128138
rt | このパッチを使うことでカーネルのほとんど全てをリアルタイム実行できるようになります。
129139
zen-letsnote | Let's Noteでサスペンドの問題が発生しないようにパッチを当てた`linux-zen`カーネル(Alter Linux独自)

docs/jp/CHANNEL.md

Lines changed: 8 additions & 1 deletion
Original file line numberDiff line numberDiff line change
@@ -228,4 +228,11 @@ rt
228228
## over_isofs
229229
`over_isofs`ディレクトリ内でビルドされるISOファイルの`/`にファイルを上書きします。
230230
`airootfs`と似ていますが`over_isofs`ではビルドされるイメージファイル内のファイルを直接操作することができます。
231-
既存のファイルを上書きしてしまうとブートできなくなる可能性があるので注意して下さい。
231+
既存のファイルを上書きしてしまうとブートできなくなる可能性があるので注意して下さい。
232+
233+
## pkgbuild.any pkgbuild.<arch>
234+
チャンネルディレクトリ内に`pkgbuild.any(arch)/パッケージ名/PKGBUILD`を配置するとmakepkgによってビルドし、インストールされます。
235+
依存関係もpacmanによって自動的にインストールされますが、注意が必要です。
236+
自動的にインストールされる依存関係はあくまでArch Linuxの公式リポジトリに存在しているものだけです。
237+
依存しているパッケージが一つでもAUR上に存在している場合は、その依存パッケージをAURのパッケージリストに書かなければなりません。
238+
また、PKGBUILDを格納するパッケージ名も他のモジュールなどと重複してはいけません。重複してしまうとディレクトリが上書きされてしまいます。

docs/jp/CONFIG.md

Lines changed: 12 additions & 1 deletion
Original file line numberDiff line numberDiff line change
@@ -11,14 +11,25 @@ alterisoではビルドに様々な設定が存在しています。
1111
変更できる値の完全な一覧は`default.conf`にかかれています。
1212
設定を別ファイルにコピーして変更する際はそのコメントも一緒にコピーすることを推奨します。
1313

14+
# custom.confについて
15+
`custom.conf``defaulf.conf`を上書きするために使用されます。
16+
デフォルト値を書き換えたい場合やよく使用するビルド設定はこのファイルに記述しておくと楽です。
17+
また、`build.sh`の引数で変更できない細かい設定を変更することもできるようになります。
18+
19+
# モジュールについて
20+
モジュールの設定ファイルは、モジュールが設定された順番で読み込まれます。つまり`config`で配列の後ろのほうに記述したモジュールほど優先順位が高くなります。
21+
1422
# 読み込まれるファイル一覧
1523
上から順番に読み込まれます。`<arch>``<ch_name>`はそれぞれアーキテクチャとチャンネル名に置き換えてください。
16-
同じ変数が設定されていた場合、設定ファイルが読み込まれるごとに上書きされます。
24+
同じ変数が設定されていた場合、設定ファイルが読み込まれるごとに上書きされます。
1725

1826
ファイルパス | 備考
1927
--- | ---
2028
default.conf | 全ての値がここで設定されます(必須)
29+
custom.conf
2130
channels/share/config.any |
2231
channels/share/config.<arch> |
2332
channels/<ch_name>/config.any |
2433
channels/<ch_name>/config.<arch> |
34+
modules/<md_name>/config.any |
35+
modules/<md_name>/config.<arch> |

docs/jp/KERNEL.md

Lines changed: 3 additions & 4 deletions
Original file line numberDiff line numberDiff line change
@@ -1,12 +1,11 @@
11
## カーネルの設定ファイルについて
2-
32
AlterISOは様々なカーネルをサポートしています。カーネルは各アーキテクチャごとの設定ファイルで定義されます。
3+
ここではAlterISOに新しいカーネルのサポートを追加する方法を説明します。
4+
AlterISO全体ではなくチャンネル内部でのみ追加する方法は[チャンネルで独自に新しいカーネルをサポートする](ORIGINAL_KERNEL.md)を参照してください。
45

56

67
### 1.リポジトリを作成する
7-
リポジトリには2種類のパッケージを追加する必要があります。カーネル本体とheadersパッケージです。
8-
`build.sh`はカーネルをpacmanを利用してインストールしようとします。もしあなたが公式リポジトリに無いカーネルを追加したい場合はまずはpacmanのリポジトリを作成してください。
9-
カーネルのパッケージをAURからビルドすることはできません。(`pacstrap`で初期の段階でインストールされるため。)
8+
AlterISO3ではカーネルをAURからインストールすることはできなかったため、リポジトリを構築する必要がありました。3.1からはAURによるカーネルパッケージリストがサポートされたため、その必要はなくなっています。
109

1110

1211
### 2.カーネル設定ファイルを構成する

docs/jp/LANG.md

Lines changed: 1 addition & 1 deletion
Original file line numberDiff line numberDiff line change
@@ -44,4 +44,4 @@ ArchLinux32とArchLinuxでは文字列が異なるので注意してください
4444
ライブ環境のタイムゾーンの設定です。`/usr/share/zoneinfo`以下のパスを記述して下さい。
4545

4646
## fullname
47-
その言語のフルネームです。ビルド時のメッセージ等に使用されます。
47+
その言語のフルネームです。ビルド時のメッセージ等に使用されます。

docs/jp/ORIGINAL_KERNEL.md

Lines changed: 2 additions & 1 deletion
Original file line numberDiff line numberDiff line change
@@ -4,7 +4,7 @@ AlterISO3ではカーネルに関する処理が大幅に変更され、チャ
44

55
## 追加したいカーネルの情報を把握する
66
カーネルを追加するにはいくつかの設定ファイルを編集する必要があります。
7-
それぞれの設定ファイルの詳細については[CHANNEL.md](./CHANNEL.md)を参考にして下さい。
7+
それぞれの設定ファイルの詳細については[KERNEL.md](./KERNEL.md)を参考にして下さい。
88

99
カーネルを設定するには以下の情報が必要です。
1010
- カーネルのパッケージ名
@@ -17,6 +17,7 @@ AlterISO3ではカーネルに関する処理が大幅に変更され、チャ
1717
- カーネルの略称(他のカーネルと重複しない名前ならなんでもOK)
1818

1919
## カーネル設定ファイルを作成する
20+
もしチャンネルディレクトリに`kernel-<arch>`というファイルがある場合は`/system/kernel-<arch>`の代わりにそのファイルが参照されます。
2021
カーネルの情報を`/system/kernel-<arch>`を参考に作成して下さい。その後作成した設定ファイルをチャンネル内に配置して下さい。
2122
ビルドスクリプトは、`/system/kernel-<arch>`の代わりにチャンネル内の設定ファイルを使用します。
2223
その設定ファイル内の記述されているカーネルしか使用できなくなるので、`/system/kernel-<arch>`で既に設定されているカーネルも記述して下さい。

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