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Commit 23df4fb

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title: ノードとコントロールプレーン間の通信
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- master-node-communication
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<!-- overview -->
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本ドキュメントは、APIサーバーとKubernetesクラスター間の通信経路をまとめたものです。
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その目的は、信頼できないネットワーク上(またはクラウドプロバイダー上の完全なパブリックIP)でクラスターが実行できるよう、ユーザーがインストールをカスタマイズしてネットワーク構成を強固にできるようにすることです。
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<!-- body -->
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## ノードからコントロールプレーンへの通信 {#node-to-control-plane}
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Kubernetesには「ハブアンドスポーク」というAPIパターンがあります。ノード(またはノードが実行するPod)からのすべてのAPIの使用は、APIサーバーで終了します。他のコントロールプレーンコンポーネントは、どれもリモートサービスを公開するようには設計されていません。APIサーバーは、1つ以上の形式のクライアント[認証](/ja/docs/reference/access-authn-authz/authentication/)が有効になっている状態で、セキュアなHTTPSポート(通常は443)でリモート接続をリッスンするように設定されています。
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特に[匿名リクエスト](/ja/docs/reference/access-authn-authz/authentication/#anonymous-requests)[サービスアカウントトークン](/ja/docs/reference/access-authn-authz/authentication/#service-account-token)が許可されている場合は、1つ以上の[認可](/docs/reference/access-authn-authz/authorization/)形式を有効にする必要があります。
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ノードは、有効なクライアント認証情報とともに、APIサーバーに安全に接続できるように、クラスターのパブリックルート証明書でプロビジョニングされる必要があります。適切なやり方は、kubeletに提供されるクライアント認証情報が、クライアント証明書の形式であることです。kubeletクライアント証明書の自動プロビジョニングについては、[kubelet TLSブートストラップ](/docs/reference/command-line-tools-reference/kubelet-tls-bootstrapping/)を参照してください。
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APIサーバーに接続したいPodは、サービスアカウントを利用することで、安全に接続することができます。これにより、Podのインスタンス化時に、Kubernetesはパブリックルート証明書と有効なBearerトークンを自動的にPodに挿入します。
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`kubernetes`サービス(`デフォルト`の名前空間)は、APIサーバー上のHTTPSエンドポイントに(`kube-proxy`経由で)リダイレクトされる仮想IPアドレスで構成されます。
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また、コントロールプレーンのコンポーネントは、セキュアなポートを介してAPIサーバーとも通信します。
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その結果、ノードやノード上で動作するPodからコントロールプレーンへの接続は、デフォルトでセキュアであり、信頼されていないネットワークやパブリックネットワークを介して実行することができます。
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## コントロールプレーンからノードへの通信 {#control-plane-to-node}
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コントロールプレーン(APIサーバー)からノードへの主要な通信経路は2つあります。
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1つ目は、APIサーバーからクラスター内の各ノードで実行されるkubeletプロセスへの通信経路です。
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2つ目は、APIサーバーの _プロキシー_ 機能を介した、APIサーバーから任意のノード、Pod、またはサービスへの通信経路です。
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### APIサーバーからkubeletへの通信 {#api-server-to-kubelet}
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APIサーバーからkubeletへの接続は、以下の目的で使用されます:
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* Podのログの取得。
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* 実行中のPodへのアタッチ(通常は`kubectl`を使用)。
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* kubeletのポート転送機能の提供。
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これらの接続は、kubeletのHTTPSエンドポイントで終了します。デフォルトでは、APIサーバーはkubeletのサービング証明書を検証しないため、接続は中間者攻撃の対象となり、信頼されていないネットワークやパブリックネットワークを介して実行するのは**安全ではありません**
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この接続を検証するには、`--kubelet-certificate-authority`フラグを使用して、kubeletのサービング証明書を検証するために使用するルート証明書バンドルを、APIサーバーに提供します。
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それができない場合は、信頼できないネットワークやパブリックネットワークを介した接続を回避するため、必要に応じてAPIサーバーとkubeletの間で[SSHトンネル](#ssh-tunnels)を使用します。
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最後に、kubelet APIを保護するために、[Kubelet認証/認可](/docs/reference/access-authn-authz/kubelet-authn-authz/)を有効にする必要があります。
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### APIサーバーからノード、Pod、サービスへの通信 {#api-server-to-nodes-pods-and-services}
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APIサーバーからノード、Pod、またはサービスへの接続は、デフォルトで平文のHTTP接続になるため、認証も暗号化もされません。API URL内のノード、Pod、サービス名に`https:`を付けることで、セキュアなHTTPS接続を介して実行できますが、HTTPSエンドポイントから提供された証明書を検証したり、クライアント認証情報を提供したりすることはありません。そのため、接続の暗号化はされますが、完全性の保証はありません。これらの接続を、信頼されていないネットワークやパブリックネットワークを介して実行するのは、**現在のところ安全ではありません**
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### SSHトンネル {#ssh-tunnels}
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Kubernetesは、コントロールプレーンからノードへの通信経路を保護するために、SSHトンネルをサポートしています。この構成では、APIサーバーがクラスター内の各ノードへのSSHトンネルを開始(ポート22でリッスンしているSSHサーバーに接続)し、kubelet、ノード、Pod、またはサービス宛てのすべてのトラフィックをトンネル経由で渡します。
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このトンネルにより、ノードが稼働するネットワークの外部にトラフィックが公開されないようになります。
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{{< note >}}
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SSHトンネルは現在非推奨であるため、自分が何をしているのか理解していないのであれば、使用すべきではありません。この通信経路の代替となるものとして、[Konnectivityサービス](#konnectivity-service)があります。
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{{< /note >}}
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### Konnectivityサービス {#konnectivity-service}
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{{< feature-state for_k8s_version="v1.18" state="beta" >}}
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SSHトンネルの代替として、Konnectivityサービスは、コントロールプレーンからクラスターへの通信に、TCPレベルのプロキシーを提供します。Konnectivityサービスは、コントロールプレーンネットワークのKonnectivityサーバーと、ノードネットワークのKonnectivityエージェントの、2つの部分で構成されています。
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Konnectivityエージェントは、Konnectivityサーバーへの接続を開始し、ネットワーク接続を維持します。
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Konnectivityサービスを有効にすると、コントロールプレーンからノードへのトラフィックは、すべてこの接続を経由するようになります。
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[Konnectivityサービスのセットアップ](/docs/tasks/extend-kubernetes/setup-konnectivity/)に従って、クラスターにKonnectivityサービスをセットアップしてください。
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content/ja/docs/concepts/architecture/master-node-communication.md

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