@@ -8,9 +8,9 @@ author: >
8
8
Arpit Agrawal
9
9
---
10
10
11
- ** 翻訳者:** [ Taisuke Okamoto] ( https://github.com/b1gb4by ) (IDC Frontier Inc),
11
+ ** 翻訳者:** [ Taisuke Okamoto] ( https://github.com/b1gb4by ) (IDC Frontier Inc), [ Junya Okabe ] ( https://github.com/Okabe-Junya ) (University of Tsukuba)
12
12
13
- コンテナオーケストレーションの世界で、[ Kubernetes] ( / ) は圧倒的な存在感を示しており、世界中で最も複雑で動的なアプリケーションの一部を動かしています。
13
+ コンテナオーケストレーションの世界で、[ Kubernetes] ( /ja ) は圧倒的な存在感を示しており、世界中で最も複雑で動的なアプリケーションの一部を動かしています。
14
14
その裏では、Special Interest Groups(SIG)のネットワークがKubernetesの革新と安定性を牽引しています。
15
15
16
16
今日は、SIG Nodeのメンバーである[ Matthias Bertschy] ( https://www.linkedin.com/in/matthias-bertschy-b427b815/ ) 、[ Gunju Kim] ( https://www.linkedin.com/in/gunju-kim-916b33190/ ) 、[ Sergey Kanzhelev] ( https://www.linkedin.com/in/sergeykanzhelev/ ) にお話を伺い、彼らの役割、課題、そして[ SIG Node] ( https://github.com/kubernetes/community/blob/master/sig-node/README.md ) 内の注目すべき取り組みについて光を当てていきます。
@@ -19,11 +19,11 @@ _複数の回答者による共同回答の場合は、回答者全員のイニ
19
19
20
20
## 自己紹介
21
21
22
- ** Arpit:** 本日はお時間をいただき、ありがとうございます。まず、自己紹介と、SIG Node内での役割について簡単に教えていただけますか?
22
+ ** Arpit:** 本日はお時間をいただき、ありがとうございます。まず、自己紹介とSIG Node内での役割について簡単に教えていただけますか?
23
23
24
24
** Matthias:** Matthias Bertschyと申します。フランス人で、フランスアルプスの近く、ジュネーブ湖のそばに住んでいます。2017年からKubernetesのコントリビューターとして活動し、SIG Nodeのレビュアー、そして[ Prow] ( https://docs.prow.k8s.io/docs/overview/ ) のメンテナーを務めています。現在は、[ ARMO] ( https://www.armosec.io/ ) というセキュリティスタートアップでシニアKubernetes開発者として働いています。ARMOは、[ Kubescape] ( https://www.cncf.io/projects/kubescape/ ) というプロジェクトをCNCFに寄贈しました。
25
25
26
- ![ ジュネーブ湖とアルプス] ( Lake_Geneva_and_the_Alps.jpg )
26
+ ![ ジュネーブ湖とアルプス] ( /ja/ Lake_Geneva_and_the_Alps.jpg)
27
27
28
28
** Gunju:** Gunju Kimと申します。[ NAVER] ( https://www.navercorp.com/naver/naverMain ) でソフトウェアエンジニアとして働いており、検索サービス用のクラウドプラットフォームの開発に注力しています。2021年から空き時間を使ってKubernetesプロジェクトにコントリビュートしています。
29
29
@@ -68,17 +68,17 @@ SIG Nodeは、これからもKubernetesの開発において中心的な役割
68
68
69
69
** Arpit:** SIG Nodeのメンテナーとしての経験の中で、特に誇りに思う思い出深い経験や成果を共有していただけますか?
70
70
71
- ** Mathias:** 最高の瞬間は、私の最初のKEP([ ` startupProbe ` ] ( /docs/concepts/workloads/pods/pod-lifecycle/#container-probes ) の導入)がついにGA(General Availability)に昇格したときだと思います。また、私の貢献がコントリビューターによって日々使用されているのを見るのも楽しいです。例えば、スカッシュコミットにもかかわらずLGTMを保持するために使用されるGitHubツリーハッシュを含むコメントなどです。
71
+ ** Mathias:** 最高の瞬間は、私の最初のKEP([ ` startupProbe ` ] ( /ja/ docs/concepts/workloads/pods/pod-lifecycle/#container-probes ) の導入)がついにGA(General Availability)に昇格したときだと思います。また、私の貢献がコントリビューターによって日々使用されているのを見るのも楽しいです。例えば、スカッシュコミットにもかかわらずLGTMを保持するために使用されるGitHubツリーハッシュを含むコメントなどです。
72
72
73
73
## サイドカーコンテナ
74
74
75
75
** Arpit:** Kubernetesの文脈におけるサイドカーコンテナの概念とその進化について、もう少し詳しく教えていただけますか?
76
76
77
- ** M/G/S:** [ サイドカーコンテナ] ( /docs/concepts/workloads/pods/sidecar-containers/ ) の概念は、Kubernetesが複合コンテナのアイデアを導入した2015年にさかのぼります。同じPod内でメインのアプリケーションコンテナと並行して実行されるこれらの追加コンテナは、コアのコードベースを変更することなくアプリケーションの機能を拡張・強化する方法として見られていました。サイドカーの初期の採用者はカスタムスクリプトと設定を使用して管理していましたが、このアプローチは一貫性とスケーラビリティの面で課題がありました。
77
+ ** M/G/S:** [ サイドカーコンテナ] ( /ja/ docs/concepts/workloads/pods/sidecar-containers/ ) の概念は、Kubernetesが複合コンテナのアイデアを導入した2015年にさかのぼります。同じPod内でメインのアプリケーションコンテナと並行して実行されるこれらの追加コンテナは、コアのコードベースを変更することなくアプリケーションの機能を拡張・強化する方法として見られていました。サイドカーの初期の採用者はカスタムスクリプトと設定を使用して管理していましたが、このアプローチは一貫性とスケーラビリティの面で課題がありました。
78
78
79
79
** Arpit:** サイドカーコンテナが特に有益な具体的なユースケースや例を共有していただけますか?
80
80
81
- ** M/G/S:** サイドカーコンテナは、さまざまな方法でアプリケーションの機能を強化するために使用できる多用途なツールです:
81
+ ** M/G/S:** サイドカーコンテナは、さまざまな方法でアプリケーションの機能を強化するために使用できる多用途なツールです:
82
82
83
83
- ** ロギングとモニタリング:** サイドカーコンテナを使用して、Pod内の主要アプリケーションコンテナからログとメトリクスを収集し、中央のロギングおよびモニタリングシステムに送信できます。
84
84
- ** トラフィックのフィルタリングとルーティング:** サイドカーコンテナを使用して、Pod内の主要アプリケーションコンテナとの間のトラフィックをフィルタリングおよびルーティングできます。
@@ -88,7 +88,7 @@ SIG Nodeは、これからもKubernetesの開発において中心的な役割
88
88
89
89
** Arpit:** 提案によると、一部の企業がサイドカー機能を追加したKubernetesのフォークを使用しているそうです。この機能の採用状況やコミュニティの関心度について、何か見解をお聞かせいただけますか?
90
90
91
- ** M/G/S:** 採用率を測定する具体的な指標はありませんが、KEPはコミュニティから大きな関心を集めています。特にIstioのようなサービスメッシュベンダーは、アルファテストフェーズに積極的に参加しました。KEPの可視性は、多数のブログ投稿、インタビュー、講演、ワークショップを通じてさらに実証されています。KEPは、ネットワークプロキシ、ロギングシステム、セキュリティ対策など、KubernetesPod内のメインコンテナと並行して追加機能を提供する需要の増加に対応しています 。コミュニティは、この機能の広範な採用を促進するために、既存のワークロードに対する容易な移行パスを提供することの重要性を認識しています。
91
+ ** M/G/S:** 採用率を測定する具体的な指標はありませんが、KEPはコミュニティから大きな関心を集めています。特にIstioのようなサービスメッシュベンダーは、アルファテストフェーズに積極的に参加しました。KEPの可視性は、多数のブログ投稿、インタビュー、講演、ワークショップを通じてさらに実証されています。KEPは、ネットワークプロキシ、ロギングシステム、セキュリティ対策など、KubernetesのPod内のメインコンテナと並行して追加機能を提供する需要の増加に対応しています 。コミュニティは、この機能の広範な採用を促進するために、既存のワークロードに対する容易な移行パスを提供することの重要性を認識しています。
92
92
93
93
** Arpit:** 本番環境でサイドカーコンテナを使用している企業の注目すべき例や成功事例はありますか?
94
94
@@ -106,18 +106,18 @@ SIG Nodeは、これからもKubernetesの開発において中心的な役割
106
106
107
107
** Arpit:** 新しいメンバー、特に初心者が貢献するのに最適な方法は何でしょうか?
108
108
109
- ** M/G/S:** 新しいメンバーや初心者は、サイドカーに関するKEP(Kubernetes Enhancement Proposal)に対して、以下の方法で貢献できます:
109
+ ** M/G/S:** 新しいメンバーや初心者は、サイドカーに関するKEP(Kubernetes Enhancement Proposal)に対して、以下の方法で貢献できます:
110
110
111
111
- ** 認知度の向上:** サイドカーの利点と使用例を紹介するコンテンツを作成します。これにより、他の人々にこの機能の理解を深めてもらい、採用を促すことができます。
112
- - ** フィードバックの提供:** サイドカーの使用経験( 良い点も悪い点も) を共有してください。このフィードバックは、機能の改善や使いやすさの向上に役立ちます。
112
+ - ** フィードバックの提供:** サイドカーの使用経験( 良い点も悪い点も) を共有してください。このフィードバックは、機能の改善や使いやすさの向上に役立ちます。
113
113
- ** ユースケースの共有:** 本番環境でサイドカーを使用している場合は、その経験を他の人と共有してください。実際の使用例を示すことで、この機能の価値を実証し、他の人々の採用を促進できます。
114
114
- ** ドキュメントの改善:** この機能のドキュメントの明確化や拡充にご協力ください。より分かりやすいドキュメントは、他の人々がサイドカーを理解し、活用する助けになります。
115
115
116
- サイドカーに関するKEP以外にも、SIG Nodeではより多くの貢献者を必要としている分野があります:
116
+ サイドカーに関するKEP以外にも、SIG Nodeではより多くの貢献者を必要としている分野があります:
117
117
118
118
- ** テストカバレッジの向上:** SIG Nodeでは、Kubernetesコンポーネントのテストカバレッジを継続的に改善する方法を模索しています。
119
119
120
- - ** CI( 継続的インテグレーション) の維持:** SIG Nodeは、Kubernetesコンポーネントが様々な状況下で期待通りに動作することを確認するため、一連のエンドツーエンド( e2e) テストを管理しています。
120
+ - ** CI( 継続的インテグレーション) の維持:** SIG Nodeは、Kubernetesコンポーネントが様々な状況下で期待通りに動作することを確認するため、一連のエンドツーエンド( e2e) テストを管理しています。
121
121
122
122
# 結論
123
123
0 commit comments