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| 1 | +--- |
| 2 | +title: kubectlコマンドラインツール |
| 3 | +content_type: concept |
| 4 | +description: > |
| 5 | + kubectlは、Kubernetesクラスターと通信するための主要なコマンドラインツールです。 |
| 6 | + このページでは、kubectlとKubernetesエコシステムにおけるその役割について概要を説明します。 |
| 7 | +weight: 50 |
| 8 | +card: |
| 9 | + name: concepts |
| 10 | + title: kubectl |
| 11 | + weight: 40 |
| 12 | +--- |
| 13 | + |
| 14 | +<!-- overview --> |
| 15 | + |
| 16 | +{{< glossary_definition term_id="kubectl" length="short" >}} |
| 17 | + |
| 18 | +`kubectl`ツールは、[Kubernetes API](/docs/concepts/overview/kubernetes-api/)を通じてクラスターと通信します。 |
| 19 | +設定については、`kubectl`は`$HOME/.kube`ディレクトリ内の`config`という名前のファイルを探します。 |
| 20 | +`KUBECONFIG`環境変数を設定するか、[`--kubeconfig`](/docs/concepts/configuration/organize-cluster-access-kubeconfig/)フラグを設定することで、他の[kubeconfig](/docs/concepts/configuration/organize-cluster-access-kubeconfig/)ファイルを指定できます。 |
| 21 | + |
| 22 | +<!-- body --> |
| 23 | + |
| 24 | +## kubectlの役割 {#role-of-kubectl} |
| 25 | + |
| 26 | +`kubectl`ツールは、Kubernetesオブジェクトの作成、検査、更新、削除を行うための主要なインターフェースです。 |
| 27 | +クラスター内部で実行される[Kubernetesコンポーネント](/docs/concepts/overview/components/)と、それらのコンポーネントが実装する[Kubernetes API](/docs/concepts/overview/kubernetes-api/)を補完するものです。 |
| 28 | +ノートパソコンから`kubectl`を実行する場合でも、クラスター内のPodから実行する場合でも、APIサーバーにリクエストを送信します。 |
| 29 | +[クライアントライブラリ](/docs/reference/using-api/client-libraries/)や[Headlamp](https://headlamp.dev/)のようなWebダッシュボードなど、他のクライアントも同じAPIを通じて通信します。 |
| 30 | + |
| 31 | +## kubectlの仕組み {#how-kubectl-works} |
| 32 | + |
| 33 | +`kubectl`ツールは、[kubeconfig](/docs/concepts/configuration/organize-cluster-access-kubeconfig/)ファイルで定義されたクラスター、ユーザー、およびコンテキストを使用してAPIサーバーに接続し、認証を行います。 |
| 34 | +クラスターの外部から`kubectl`を実行する場合、kubeconfigファイルを使用してAPIサーバーのアドレスと認証情報を見つけます。 |
| 35 | +`kubectl`がPod内(例えばCI/CDパイプライン内)で実行される場合、PodにマウントされたServiceAccountトークンに基づくクラスター内認証を使用できます。 |
| 36 | + |
| 37 | +コマンドを実行すると、`kubectl`はその意図を[Kubernetes API](/docs/concepts/overview/kubernetes-api/)への1つ以上のHTTPリクエストに変換します。 |
| 38 | +APIサーバーは各リクエストを検証し、{{< glossary_tooltip text="etcd" term_id="etcd" >}}に保存されたクラスターの状態に適用し、結果を返します。 |
| 39 | +これは、Deploymentの作成であってもログの読み取りであっても、すべての`kubectl`のアクションが同じAPIドリブンなパスを辿ることを意味します。 |
| 40 | + |
| 41 | +kubeconfigでは複数のクラスター、ユーザー、コンテキストを定義できるため、環境を再設定することなく`kubectl`を使用してクラスター間を切り替えることができます。 |
| 42 | +`kubectl config use-context`を実行してアクティブなコンテキストを変更してください。 |
| 43 | + |
| 44 | +## kubectlでできること {#what-you-can-do-with-kubectl} |
| 45 | + |
| 46 | +`kubectl`ツールは多くの操作をサポートしており、以下の大まかなカテゴリに分類されます: |
| 47 | + |
| 48 | +* **リソースの管理** – Pod、Deployment、Serviceなどのオブジェクトを作成、更新、削除します。 |
| 49 | + 設定ファイルによる宣言的な管理には`kubectl apply`を使用します。 |
| 50 | +* **クラスターの状態の検査** – オブジェクトの一覧表示と詳細表示、イベントの確認、リソース使用量のチェックを行います。 |
| 51 | +* **デバッグ** – コンテナからのログの確認、実行中のコンテナ内でのコマンドの実行、またはPodへのポートフォワードを行います。 |
| 52 | +* **クラスター操作** – メンテナンスのためにノードをドレインし、新しいワークロードを防ぐためにノードをcordonし、クラスターの設定を管理します。 |
| 53 | +* **スクリプトと自動化** – スクリプトやパイプラインで使用するために、出力をJSON、YAML、または[JSONPath](/docs/reference/kubectl/jsonpath/)を使用したカスタムカラム形式としてフォーマットします。 |
| 54 | + |
| 55 | +構文、コマンドリファレンス、および例については、[kubectlリファレンスドキュメント](/docs/reference/kubectl/)を参照してください。 |
| 56 | + |
| 57 | +## 宣言的管理と命令的管理 {#declarative-vs-imperative} |
| 58 | + |
| 59 | +本番ワークロードでは、バージョン管理された設定ファイルとともに`kubectl apply`を使用した[宣言的なオブジェクト管理](/docs/concepts/overview/working-with-objects/object-management/)を推奨します。 |
| 60 | +宣言的管理は、変更の追跡、コラボレーション、GitOpsワークフローとの統合に役立ちます。 |
| 61 | +命令的なコマンド(`kubectl create`や`kubectl run`など)は開発や実験には便利ですが、再現や監査が困難です。 |
| 62 | + |
| 63 | +## プラグインによるkubectlの拡張 {#extending-kubectl-with-plugins} |
| 64 | + |
| 65 | +新しいサブコマンドを追加する[プラグイン](/docs/tasks/extend-kubectl/kubectl-plugins/)で`kubectl`を拡張できます。 |
| 66 | +プラグインは、`kubectl-<plugin-name>`の命名規則に従うスタンドアロンのバイナリです。 |
| 67 | +Kubernetesコミュニティは多くのプラグインをメンテナンスしており、[Krew](https://krew.sigs.k8s.io/)プラグインマネージャーで管理できます。 |
| 68 | + |
| 69 | +## バージョン互換性 {#version-compatibility} |
| 70 | + |
| 71 | +`kubectl`ツールは、クラスターのコントロールプレーンに対して前後1マイナーバージョンのバージョンスキューをサポートしています。 |
| 72 | +例えば、`kubectl` v1.32はv1.31、v1.32、v1.33のコントロールプレーンで動作します。 |
| 73 | +互換性のあるバージョンを使用することで、予期しない動作を回避できます。 |
| 74 | +詳細については、[バージョンスキューポリシー](/releases/version-skew-policy/)を参照してください。 |
| 75 | + |
| 76 | +## {{% heading "whatsnext" %}} |
| 77 | + |
| 78 | +* 構文とコマンドの詳細については、[kubectlリファレンス](/docs/reference/kubectl/)を読んでください。 |
| 79 | +* お使いのマシンに[kubectlをインストール](/docs/tasks/tools/#kubectl)してください。 |
| 80 | +* `kubectl`が使用する[Kubernetes API](/docs/concepts/overview/kubernetes-api/)について学んでください。 |
| 81 | +* クラスターを構成する[Kubernetesのコンポーネント](/docs/concepts/overview/components/)を確認してください。 |
| 82 | +* [オブジェクト管理](/docs/concepts/overview/working-with-objects/object-management/)や宣言的設定について調べてください。 |
| 83 | +* サポートされるバージョンの組み合わせについて[バージョンスキューポリシー](/releases/version-skew-policy/)を確認してください。 |
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