66
77自動コマンド *autocommand*
88
9- 基本的な説明については、ユーザマニュアルの | 40.3 | 章を参照。
9+ 基本的な説明については、ユーザーマニュアルの | 40.3 | 章を参照。
1010
11111. はじめに | autocmd-intro |
12122. 自動コマンドの定義 | autocmd-define |
@@ -286,17 +286,17 @@ Vimは以下のイベントを認識する。イベント名が大文字か小
286286| ShellCmdPost | シェルコマンドを実行した後
287287| ShellFilterPost | シェルコマンドでフィルタをかけた後
288288
289- | FuncUndefined | 呼び出そうとしたユーザ定義関数が定義されていなかったと
290- き
289+ | FuncUndefined | 呼び出そうとしたユーザー定義関数が定義されていなかった
290+ とき
291291| SpellFileMissing | スペリングファイルを使おうとしたが見つからなかったとき
292292| SourcePre | Vimスクリプトを読み込む前
293293| SourceCmd | Vimスクリプトを読み込む前 | Cmd-event |
294294
295295| VimResized | Vimのウィンドウサイズが変わったとき
296296| FocusGained | Vimが入力フォーカスを得たとき
297297| FocusLost | Vimが入力フォーカスを失ったとき
298- | CursorHold | ユーザが一定時間キーを押さなかったとき
299- | CursorHoldI | 挿入モードでユーザが一定時間キーを押さなかったとき
298+ | CursorHold | ユーザーが一定時間キーを押さなかったとき
299+ | CursorHoldI | 挿入モードでユーザーが一定時間キーを押さなかったとき
300300| CursorMoved | ノーマルモードでカーソルが移動したとき
301301| CursorMovedI | 挿入モードでカーソルが移動したとき
302302
@@ -315,7 +315,7 @@ Vimは以下のイベントを認識する。イベント名が大文字か小
315315
316316| ColorScheme | カラースキームを読み込んだ後
317317
318- | RemoteReply | Vimサーバからの返答を受け取ったとき
318+ | RemoteReply | Vimサーバーからの返答を受け取ったとき
319319
320320| QuickFixCmdPre | QuickFixコマンドを実行する前
321321| QuickFixCmdPost | QuickFixコマンドを実行した後
@@ -495,10 +495,10 @@ CompleteDone 挿入モード補完が完了したとき。補完が実行さ
495495 も中止されても発行される。 | ins-completion |
496496
497497 *CursorHold*
498- CursorHold 'updatetime' の時間の間、ユーザがキーを押さな
499- かったとき 。ユーザーが何かキーを押すまで、再び
500- 発生することはない (例えば、もしあなたがコーヒー
501- を入れるためにVimの前を離れても 、その間の
498+ CursorHold 'updatetime' の時間の間、ユーザーがキーを押さ
499+ なかったとき 。ユーザーが何かキーを押すまで、再
500+ び発生することはない (例えば、もしあなたがコー
501+ ヒーを入れるためにVimの前を離れても 、その間の
502502 'updatetime' ミリ秒ごと発生することはない :-)。
503503 タグをプレビューするためには、
504504 | CursorHold-example | を参照。
@@ -528,7 +528,7 @@ CursorMoved ノーマルモードでカーソルが移動した後。カーソ
528528 先行入力があったりオペレータが実行待ちになって
529529 いる場合は発生しない。
530530 | match-parens | の例を参照。
531- 注意: このイベントは頻繁に発生するので、ユーザ
531+ 注意: このイベントは頻繁に発生するので、ユーザー
532532 が予期しないことや時間のかかる処理は行わないこ
533533 と。
534534 *CursorMovedI*
@@ -651,7 +651,7 @@ FocusLost Vimが入力フォーカスを失ったとき。GUI版と、入力
651651 フォーカスを認識できるいくつかのコンソール版で
652652 のみ有効。
653653 *FuncUndefined*
654- FuncUndefined ユーザ定義関数が使われたが 、定義されていなかっ
654+ FuncUndefined ユーザー定義関数が使われたが 、定義されていなかっ
655655 たとき。必要なときのみ関数を定義するのに便利で
656656 ある。パターンは関数名に対して照合される。
657657 <amatch> と <afile> の両方とも関数名に設定され
@@ -664,15 +664,15 @@ GUIEnter GUI の開始に成功し、ウィンドウを開いた後。
664664 :autocmd GUIEnter * winpos 100 50
665665< *GUIFailed*
666666GUIFailed GUIの開始に失敗した後。可能ならば、Vimはターミ
667- ナル内で実行を継続する(Unix系のみ。Xサーバへ接
668- 続が失敗したとき )。ここでVimを終了させるには、
667+ ナル内で実行を継続する(Unix系のみ。Xサーバーへ
668+ 接続が失敗したとき )。ここでVimを終了させるには、
669669 次のようにする: >
670670 :autocmd GUIFailed * qall
671671< *InsertChange*
672672InsertChange 挿入・置換モードで <Insert> をタイプしたとき。
673673 変数 | v:insertmode | が新しいモードを示す。
674- カーソルを移動したりなどユーザが予期しないこと
675- は行わないように注意 。
674+ カーソルを移動したりなどユーザーが予期しないこ
675+ とは行わないように注意 。
676676 *InsertCharPre*
677677InsertCharPre 挿入モードで文字が入力されたとき、その文字が挿
678678 入される前。| v:char | 変数に入力された文字が
@@ -686,7 +686,7 @@ InsertCharPre 挿入モードで文字が入力されたとき、その文字
686686 *InsertEnter*
687687InsertEnter 挿入モード・置換モード・仮想置換モードを開始す
688688 る直前。変数| v:insertmode | がモードを示す。
689- ユーザが予期しないことは行わないように注意 。
689+ ユーザーが予期しないことは行わないように注意 。
690690 カーソルはコマンド実行後に復元される。復元され
691691 たくない場合は | v:char | に非空文字を設定する。
692692 *InsertLeave*
@@ -732,10 +732,10 @@ QuitPre `:quit`, `:wq`, `:qall` を使ったとき、カレント
732732 がカレントウィンドウだけだったときに、他の余分
733733 なウィンドウを閉じることができる。
734734 *RemoteReply*
735- RemoteReply サーバとして働くVimからの応答を受け取ったとき
735+ RemoteReply サーバーとして働くVimからの応答を受け取ったとき
736736 | server2client() | 。パターンは{serverid} に対し
737737 て照合される。
738- <amatch> は応答が送られてきたサーバの
738+ <amatch> は応答が送られてきたサーバーの
739739 {serverid} になり、<afile> は応答の実際の内容
740740 になる。
741741 Note これに自動コマンドを定義したときも、応答
@@ -777,8 +777,8 @@ StdinReadPre 標準入力からバッファへ読み込む前。Vimを開始
777777 *SwapExists*
778778SwapExists ファイルの編集を始めようとしてスワップファイル
779779 が存在することを検出したとき。この状況に対応す
780- る方法を選択できるときだけユーザにどうするか問
781- い合わせる 。
780+ る方法を選択できるときだけユーザーにどうするか
781+ 問い合わせる 。
782782 変数| v:swapname | が見つかったスワップファイルの
783783 名前を保持する。<afile> は編集しようとしている
784784 ファイルである。| v:swapcommand | が開かれたファ
@@ -795,8 +795,8 @@ SwapExists ファイルの編集を始めようとしてスワップファイ
795795 'a' CTRL-C を押したのと同様に強制終
796796 了する
797797 これが空文字列にセットされると、自動コマンド
798- SwapExistsが存在しないときと同様にユーザに問い
799- 合わせをする 。
798+ SwapExistsが存在しないときと同様にユーザーに問
799+ い合わせをする 。
800800 注意: バッファを変更しようとしてはならない。そ
801801 うすると予測できない結果になる。
802802 *E812*
@@ -834,12 +834,12 @@ TextChanged ノーマルモードでカレントバッファのテキストが
834834 れるとき。
835835 未処理のキー入力がまだあるとき、またはオペレー
836836 ターを待機しているときは、発生しない。
837- 注意: このイベントは頻繁に発生するので、ユーザ
837+ 注意: このイベントは頻繁に発生するので、ユーザー
838838 が予期しないことや時間のかかる処理は行わないこ
839839 と。
840840 *TextChangedI*
841- TextChangedI インサートモードでカレントバッファのテキストが
842- 変更されたとき 。
841+ TextChangedI 挿入モードでカレントバッファのテキストが変更さ
842+ れたとき 。
843843 ポップアップメニューが表示されているときは発生
844844 しない。
845845 他は TextChanged と同じ。
@@ -848,7 +848,7 @@ User 自動的に実行されることはない。コマンド
848848 ":doautocmd" によってのみ実行される
849849 自動コマンドのために使用される。
850850 *UserGettingBored*
851- UserGettingBored ユーザが同じキーを 42 回押したとき。
851+ UserGettingBored ユーザーが同じキーを 42 回押したとき。
852852 ただの冗談! :-)
853853 *VimEnter*
854854VimEnter ファイル .vimrc の読み込みを含む、全てのスター
@@ -899,9 +899,9 @@ WinLeave ウィンドウを離れる前。次に入るウィンドウで他の
899899れる。
9009001. パターンに '/' が含まれないとき: Vimはファイル名の後ろの部分からのみマッチ
901901 を調べる (ファイル名の前につくディレクトリパスは除く)。
902- 2. パターンに '/' が含まれるとき: Vimは短いファイル名 (ユーザが打ち込んだもの)
903- と長いファイル名 (短いファイル名をフルパスに展開し、シンボリックリンクなら
904- その実体を探したもの ) との両方から一致を調べる。
902+ 2. パターンに '/' が含まれるとき: Vimは短いファイル名 (ユーザーが打ち込んだも
903+ の) と長いファイル名 (短いファイル名をフルパスに展開し、シンボリックリンク
904+ ならその実体を探したもの ) との両方から一致を調べる。
905905
906906例: >
907907 :autocmd BufRead *.txt set et
@@ -1039,9 +1039,10 @@ Note: パスの途中だけにマッチさせ、ルートディレクトリに
10391039れらを実行できるのは、全てのグループに対する自動コマンドを実行するときのみで
10401040ある。
10411041
1042- 普通、自動コマンドを自動的に実行するときは、全てのグループに対する 自動コマンド
1043- が使われる。グループが問題になってくるのは、":doautocmd" や ":doautoall" によっ
1044- て自動コマンドを実行するときと、自動コマンドを定義したり削除するときである。
1042+ 普通、自動コマンドを自動的に実行するときは、全てのグループに対する 自動コマン
1043+ ドが使われる。グループが問題になってくるのは、":doautocmd" や ":doautoall" に
1044+ よって自動コマンドを実行するときと、自動コマンドを定義したり削除するときであ
1045+ る。
10451046
10461047グループ名には空白を除く全ての文字が使える。"end" というグループ名は予約語になっ
10471048ている (大文字も)。
@@ -1198,7 +1199,7 @@ VimLeave によって実行された自動コマンドは、バッファの被
11981199("ZZ" も可)。バッファが変更されたことにしたいなら、":set modified" とすること。
11991200
12001201自動コマンドからノーマルモードのコマンドを実行したいときは、コマンド ":normal"
1201- を使うこと。使うときは注意!ノーマルモードのコマンドが完結していないと、ユーザ
1202+ を使うこと。使うときは注意!ノーマルモードのコマンドが完結していないと、ユーザー
12021203が文字を打ち込まないといけない (例えば、":normal m" の後にはマーク名を打ち込ま
12031204ないといけない)。
12041205
@@ -1296,18 +1297,18 @@ time>" という行を入れる必要がある。Vimは <date time> (とその
12961297コマンドラインから自動コマンドを入力すると、(<Tab> や CTRL-D などで) イベント
12971298とコマンド名が適切に補完される。
12981299
1299- Vimはマッチする全ての自動コマンドをユーザの指定した順に実行する。ユーザが実行
1300- させる最初の自動コマンドにはファイルパターンに "*" を使い、全てのファイルに適
1301- 用されるようにするとよい 。これはつまり、あらゆる設定のための既定を好きなように
1302- 定義することができ 、もしマッチする自動コマンドが別にあれば、そちらの方が設定
1303- を上書きできるということである 。しかしマッチする自動コマンドが他になければ、
1300+ Vimはマッチする全ての自動コマンドをユーザーの指定した順に実行する。ユーザーが
1301+ 実行させる最初の自動コマンドにはファイルパターンに "*" を使い、全てのファイル
1302+ に適用されるようにするとよい 。これはつまり、あらゆる設定のための既定を好きなよ
1303+ うに定義することができ 、もしマッチする自動コマンドが別にあれば、そちらの方が設
1304+ 定を上書きできるということである 。しかしマッチする自動コマンドが他になければ、
13041305少なくともあなたの設定した既定は回復される (もし自動コマンドがマッチした別の
13051306ファイルから、マッチしなかったファイルに移っても)。 Note Unixのシェルと違い、
13061307"*" は "." で始まるファイルにもマッチすることに注意。
13071308
13081309 *autocmd-searchpat*
13091310自動コマンドは現在の検索パターンを変更しない。Vimは自動コマンドの実行前に現在
1310- の検索パターンを保存し、自動コマンドが終了してから復元する。つまり 自動コマンド
1311+ の検索パターンを保存し、自動コマンドが終了してから復元する。つまり自動コマンド
13111312はオプション 'hlsearch' で強調表示されている文字列に影響しないということである。
13121313自動コマンド内でも、例えばコマンド "n" 等で、検索パターンは普通に使用できる。
13131314もし自動コマンドの中で終了後に使う検索パターンを設定したいなら、":let @/ =" と
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