@@ -7016,48 +7016,49 @@ Note 1番目の形式では、行全体がオプション指定に使われる
70167016'tagbsearch' 'tbs' 切替 (既定ではオン)
70177017 グローバル
70187018 {Vi にはない}
7019- タグの検索時 (例えばコマンド | :ta | ) には、タグファイルの二分探索と線形
7020- 探索のどちらも可能である。二分探索をすると、タグの検索が 「大幅に」速く
7021- なる。しかし線形探索は、タグファイルが適切に整列されていないときには、
7019+ タグを検索するとき (例えば | :ta | コマンド)、Vim は tags ファイル内で二
7020+ 分探索か線形探索のどちらかを使用する。二分探索はタグの検索が 「大幅に」
7021+ 速くなるが、タグファイルが適切に整列されていないときには線形探索の方が
70227022 より多くのタグを発見できる。
7023- Vimは普通タグファイルは整列されているものと想定するが、整列されていな
7024- かったらそのことを表示する。オプション 'tagbsearch' をオフにする必要が
7025- あるのはそのときだけである 。
7023+ Vim は普通はタグファイルが整列されているか、整列されていないことが明示
7024+ されているものと想定している。そうなっていない場合は 'tagbsearch' オプ
7025+ ションをオフに設定する必要がある 。
70267026
7027- 'tagbsearch' がオンのときは、タグファイルではまず二分探索が使われる。
7028- 特定の状況下では、特定のファイルに代わりに線形探索を使ったり、全てのファ
7029- イルに線形探索を使って再試行する場合がある 。'tagbsearch' がオフのとき
7030- は、線形探索のみが使われる 。
7027+ 'tagbsearch' がオンのときは、最初に tags ファイル内で二分探索が使われ
7028+ る。 特定の状況下では、Vim は特定のファイルに対しては線形探索を使った
7029+ り、全てのファイルを線形探索で再試行したりする 。'tagbsearch' がオフの
7030+ ときは線形探索のみが使われる 。
70317031
7032- タグファイルの先頭に、それが整列されていないことを示す行があったときは、
7033- そのファイルでは線形探索が使われる。 >
7032+ タグファイルの先頭に、それが整列されていないことを示す行があったとき
7033+ は、 そのファイルでは線形探索が使われる。 >
70347034 !_TAG_FILE_SORTED 0 /some comment/
70357035< ['0' の前後の余白は、単一の <Tab> でなければならない]
70367036
7037- 二分探索が使われて、'tags' で列挙されたどのファイルでもマッチが見つか
7038- らず、かつ 'ignorecase' がオンであるか通常のタグ名の代わりにパターンが
7039- 使われているときは、線形探索を使って再試行が行われる。
7037+ 二分探索が完了し、'tags' で列挙されたどのファイルからもマッチが見つか
7038+ らなかった場合、'ignorecase' がオンであるか、もしくはその検索がタグ名
7039+ による検索ではなくパターンによる検索であれば、線形探索を使って検索が再
7040+ 試行される。
70407041 整列されていないタグファイル内のタグや、大文字と小文字の違いのあるマッ
70417042 チは、再試行でのみ見つかるだろう。
70427043
7043- 次に、 タグファイルが大文字・小文字を無視して整列されていることを示して
7044- いるなら 、'ignorecase' の場合には線形探索をしなくてすむ。この場合には
7045- "!_TAG_FILE_SORTED"の行で値 '2'を設定すること。ほとんどのUnixでは"sort"
7046- にオプション-fをつけると大文字・小文字を無視してタグファイルを整列する
7047- ことができる 。そのコマンドは次のようになる: "sort -f -o tags tags"。
7048- " Exuberant ctags"バージョン5.x以降では(少なくとも5.5では)オプション
7049- --sort=--fold-caseをつけるとこれと同様のことができる。こうするためには文
7050- 字を大文字に統一していなければならないことに注意 。
7051-
7052- 'tagbsearch' がオフのとき、完全なマッチがあるとタグの検索は遅くなるが、
7053- 完全なマッチが全くないと逆に速くなる。整列されていないタグファイル内の
7054- タグは、 'tagbsearch' がオフでないと見つからないかもしれない。
7055- タグファイルが整列されていなかったり、間違った順に整列されているとき
7056- (ASCIIコード順でないとき --訳注: IBMの大型コンピュータではASCIIコード
7057- でなく EBCDICコードが使われていた) は 、'tagbsearch' をオフにするべきで
7058- ある。またはタグファイル内に上記の行を含めなければならない 。
7059- このオプションは、マッチするタグを全て見つけるようなコマンド (例えば、
7060- コマンドライン補完やコマンド ":help") には影響しない。
7044+ タグファイルが大文字・小文字を無視して整列されていることを示しているな
7045+ ら 、'ignorecase' のための線形探索はしなくてもよくなる。それには
7046+ "!_TAG_FILE_SORTED" 行の値として '2' を使う。ほとんどの Unix では
7047+ "sort" にオプション -f をつけることで大文字・小文字を無視してタグファ
7048+ イルを整列することができる 。そのコマンドは次のようになる: "sort -f -o
7049+ tags tags"。" Exuberant ctags" のバージョン 5.x 以降 (少なくとも 5.5 以
7050+ 降) ではオプション --sort=foldcase をつけることでこれと同様のことがで
7051+ きる。Note: これが機能するために文字は大文字にまとめられる 。
7052+
7053+ 'tagbsearch' がオフの場合、完全なマッチがあるときはタグの検索はより遅
7054+ くなるが、完全なマッチがないときは検索はより速くなる。整列されていない
7055+ タグファイル内のタグは 'tagbsearch' がオフでないと見つからないかもしれ
7056+ ない。
7057+ タグファイルが整列されていない、あるいは間違った順に整列されている
7058+ (ASCII コード順になっていない) ときは 、'tagbsearch' をオフにするべきで
7059+ ある。またはタグファイル内に上記の行が含まれていなければならない 。
7060+ このオプションは、マッチするすべてのタグを検索するようなコマンド (例え
7061+ ばコマンドライン補完や ":help") には影響しない。
70617062 {Vi: ヴァージョンによっては常に二分探索を使う}
70627063
70637064 *'taglength'* *'tl'*
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