@@ -4,15 +4,15 @@ description: Typst で文書のスタイル設定をするために必要な概
44
55# スタイル設定
66
7- Typst には柔軟なスタイル設定機能を持ち 、出力される文書に対して自動的に任意のスタイル設定を適用します。
7+ Typstには柔軟なスタイル設定機能を持ち 、出力される文書に対して自動的に任意のスタイル設定を適用します。
88_ setルール_ ではエレメントの基本プロパティを設定できます。
99しかし、やりたいことすべてに対応するプロパティがあらかじめ実装されているとは限りません。
10- このため、Typst はエレメントの外観を完全に再定義できる _ showルール_ もサポートしています。
10+ このため、Typstはエレメントの外観を完全に再定義できる _ showルール_ もサポートしています。
1111
1212## setルール { #set-rules }
1313
14- set ルールを使うと 、エレメントの外観をカスタマイズできます。
15- これらは、` {set} ` キーワード(マークアップでは ` [#set] ` )を前に置いた [ element 関数] ( $function/#element-functions ) への[ 関数呼び出し] ( $function ) として記述されます。
14+ setルールを使うと 、エレメントの外観をカスタマイズできます。
15+ これらは、` {set} ` キーワード(マークアップでは` [#set] ` )を前に置いた[ element 関数] ( $function/#element-functions ) への[ 関数呼び出し] ( $function ) として記述されます。
1616set ルールに指定できるのは、その関数のオプションのパラメーターだけです。
1717どのパラメーターがオプションであるかは、各関数のドキュメントを参照してください。
1818以下の例では、2 つの set ルールを使って、[ フォント] ( $text.font ) と[ 見出し番号] ( $heading.numbering ) を変更しています。
@@ -28,10 +28,10 @@ With set rules, you can style
2828your document.
2929```
3030
31- set ルールは 、そのまま記述するとファイルの最後まで適用されます。
31+ setルールは 、そのまま記述するとファイルの最後まで適用されます。
3232ブロックの中にネストすると、そのブロックの終わりまで適用されます。
33- ブロックを使えば、set ルールの効果を指定した部分に限定できます 。
34- 以下では、content ブロックを用いてスコープすることで 、特定のリストのスタイルのみを変更しています。
33+ ブロックを使えば、setルールの効果を指定した部分に限定できます 。
34+ 以下では、contentブロックを用いてスコープすることで 、特定のリストのスタイルのみを変更しています。
3535
3636``` example
3737This list is affected: #[
@@ -43,7 +43,7 @@ This one is not:
4343- Bullet
4444```
4545
46- ときには、set ルールを条件付きで設定したい場合もあるでしょう 。
46+ ときには、setルールを条件付きで設定したい場合もあるでしょう 。
4747その場合には _ set-if_ ルールを使用します。
4848
4949``` example
@@ -58,10 +58,10 @@ This one is not:
5858
5959## showルール { #show-rules }
6060
61- show ルールを使えば 、特定の種類のエレメントの外観を詳細に設定できます。
62- show ルールの基本的な記述方法は 、show-set ルールです 。
63- ` {show} ` キーワードの後に [ セレクター] ( $selector ) 、コロン、set ルールと続けて記述します 。
64- セレクターの基本的な記述方法は [ element関数] ( $function/#element-functions ) を置くことであり、set ルールは選択されたエレメントにのみ適用されます 。
61+ showルールを使えば 、特定の種類のエレメントの外観を詳細に設定できます。
62+ showルールの基本的な記述方法は 、show-setルールです 。
63+ ` {show} ` キーワードの後に [ セレクター] ( $selector ) 、コロン、setルールと続けて記述します 。
64+ セレクターの基本的な記述方法は [ element関数] ( $function/#element-functions ) を置くことであり、setルールは選択されたエレメントにのみ適用されます 。
6565下の例では、見出しは紺色になり、他のテキストは黒色のままです。
6666
6767``` example
@@ -71,13 +71,13 @@ show ルールの基本的な記述方法は、show-set ルールです。
7171But this stays black.
7272```
7373
74- show-set ルールを使えば 、さまざまな関数のプロパティを組み合わせることが可能です。
75- しかし、組み合わせられるプロパティは Typst であらかじめ定義されているものに限定されます 。
76- 最大限の柔軟性を得るには、エレメントをゼロからフォーマットする方法を定義する show ルールを書くことができます 。
77- このような show ルールを書くには、コロンの後の set ルールを任意の [ 関数] ( $function ) に置き換えてください。
74+ show-setルールを使えば 、さまざまな関数のプロパティを組み合わせることが可能です。
75+ しかし、組み合わせられるプロパティはTypstであらかじめ定義されているものに限定されます 。
76+ 最大限の柔軟性を得るには、エレメントをゼロからフォーマットする方法を定義するshowルールを書くことができます 。
77+ このようなshowルールを書くには、コロンの後のsetルールを任意の [ 関数] ( $function ) に置き換えてください。
7878この関数は対象のエレメントを受け取り、任意の内容を返すことができます。
79- 関数に渡されたエレメントで利用可能な[ フィールド] ( $scripting/#fields ) は、それぞれの element 関数のパラメーターと一致します 。
80- 以下は、ファンタジー百科事典の見出しをフォーマットする show ルールを定義する例です 。
79+ 関数に渡されたエレメントで利用可能な[ フィールド] ( $scripting/#fields ) は、それぞれのelement関数のパラメーターと一致します 。
80+ 以下は、ファンタジー百科事典の見出しをフォーマットするshowルールを定義する例です 。
8181
8282``` example
8383#set heading(numbering: "(I)")
@@ -101,10 +101,10 @@ dragon, the manticore gets
101101extra style points.
102102```
103103
104- set ルールと同様に、show ルールは 、現在のブロック内またはファイルの終わりまで有効です。
104+ setルールと同様に、showルールは 、現在のブロック内またはファイルの終わりまで有効です。
105105
106- 関数の代わりに、show ルールのコロン右側は 、エレメントに直接置換されるべきリテラル文字列またはコンテンツブロックを取ることもできます。
107- また show ルールのコロン左側は 、以下に示すように、変換を適用する対象を定義する _ セレクター_ を受け取ることができます。
106+ 関数の代わりに、showルールのコロン右側は 、エレメントに直接置換されるべきリテラル文字列またはコンテンツブロックを取ることもできます。
107+ また showルールのコロン左側は 、以下に示すように、変換を適用する対象を定義する _ セレクター_ を受け取ることができます。
108108
109109- ** すべて:** ` {show: rest => ..} ` \
110110 showルール以降のすべてを変換する。
@@ -119,7 +119,7 @@ set ルールと同様に、show ルールは、現在のブロック内また
119119
120120- ** 関数やフィールド:** ` {show heading.where(level: 1): ..} ` \
121121 指定されたフィールドを持つエレメントのみを変換します。
122- たとえば、レベル 1 の見出しのスタイルだけを変更したい場合などに有効です 。
122+ たとえば、レベル1の見出しのスタイルだけを変更したい場合などに有効です 。
123123
124124- ** ラベル:** ` {show <intro>: ..} ` \
125125 指定されたラベルを持つエレメントに対して適用する。
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