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- *usr_40.txt* For Vim バージョン 9.0. Last change: 2022 Jan 03
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+ *usr_40.txt* For Vim バージョン 9.0. Last change: 2022 Jun 23
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VIM USER MANUAL - by Bram Moolenaar
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@@ -86,8 +86,7 @@ Vim は拡張可能なエディタです。よく使う操作を一つにまと
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マップは、{ が押しにくい位置にあるキーボードでは便利です。
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- マップの一覧を表示する
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- ----------------------
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+ ☆マップの一覧を表示する
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定義されたマップの一覧を確認したい場合は、":map" コマンドを引数なしで実行しま
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す。モード別のマップコマンドを使うこともできます。次のような一覧が表示されま
@@ -109,8 +108,7 @@ Vim は拡張可能なエディタです。よく使う操作を一つにまと
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は、それは "<Esc> " という 5 文字の文字列です。
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- 再マップ
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- --------
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+ ☆再マップ
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マップは他のマップを含むことができます。例えば、上述の <F2> のマップは次のよう
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に短くできます: >
@@ -153,8 +151,7 @@ Vim は拡張可能なエディタです。よく使う操作を一つにまと
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:cnoremap コマンドライン
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- 再帰マップ
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- ----------
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+ ☆再帰マップ
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マップが自分自身を含んでいる場合、そのマップは永遠に動き続けます。これを利用す
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れば、コマンドを無限に繰り返すことができます。
@@ -175,8 +172,7 @@ Vim は拡張可能なエディタです。よく使う操作を一つにまと
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マップは CTRL-C で中断できます (MS-WindowsではCTRL-B reak)。
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- マップを削除する
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- ----------------
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+ ☆マップを削除する
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マップを削除するには ":unmap" コマンドを使います。このコマンドにも、モード別の
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ものが用意されています:
@@ -203,8 +199,7 @@ Vim は拡張可能なエディタです。よく使う操作を一つにまと
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ないので注意してください。
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- 特殊文字
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- --------
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+ ☆特殊文字
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":map" コマンドの後ろには他のコマンドを続けて書くことができます。その場合は |
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文字でコマンドを区切ります。そのため、マップの中では | 文字が使えません。この
@@ -233,8 +228,7 @@ Vim は拡張可能なエディタです。よく使う操作を一つにまと
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:map <Space> W| " 次の単語に移動するのにスペースバーを使う
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- マップと短縮入力
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- ----------------
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+ ☆マップと短縮入力
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挿入モードのマップは短縮入力とよく似ています。引数は同じ方法で処理されます。主
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な違いは実行されるタイミングです。短縮入力は単語の後で単語以外の文字を入力した
@@ -258,8 +252,7 @@ Vim は拡張可能なエディタです。よく使う操作を一つにまと
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れ、さらにスペースが挿入されます。
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- さらに...
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- ---------
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+ ☆さらに...
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<script> キーワードを使うと、スクリプトローカルなマップを定義できます。
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| :map-<script> | 参照。
@@ -304,8 +297,7 @@ Vim では新しいコマンドを定義することができます。定義し
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ライン補完を使って完全な名前を得ることもできます。
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- 引数の数
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- --------
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+ ☆引数の数
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ユーザー定義コマンドは引数を取ることができます。引数の数は -nargs オプションで
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指定する必要があります。例えば、上述の :DeleteFirst コマンドは引数を取らないの
@@ -323,8 +315,7 @@ Vim では新しいコマンドを定義することができます。定義し
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-nargs=+ 引数 1 個以上
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- 引数の使い方
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- ------------
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+ ☆引数の使い方
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コマンド定義の中では、<args> キーワードを使って引数を表します。例: >
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@@ -358,8 +349,7 @@ Vim では新しいコマンドを定義することができます。定義し
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:call AFunction("a", "b", "c")
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- 範囲指定
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- --------
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+ ☆範囲指定
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いくつかのコマンドは範囲指定を受け付けますが、そのようなコマンドを定義したい場
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合は -range オプションを使います。このオプションには次の値を指定できます:
@@ -376,8 +366,7 @@ Vim では新しいコマンドを定義することができます。定義し
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:command -range=% SaveIt :<line1>,<line2>write! save_file
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- 他のオプション
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- --------------
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+ ☆他のオプション
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使用できるオプションやキーワードは他にもあります:
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@@ -401,8 +390,7 @@ Vim では新しいコマンドを定義することができます。定義し
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ケープして、特殊な意味を消すために使います。
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- 再定義と削除
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- ------------
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+ ☆再定義と削除
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同じ名前のコマンドを再定義したい場合は ! を使います: >
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@@ -462,8 +450,7 @@ Vim では新しいコマンドを定義することができます。定義し
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実行したいコマンドを {command} に指定します。
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- イベント
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- --------
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+ ☆イベント
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BufReadPost は最も便利なイベントの一つです。これは新しいファイルを開いたときに
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発行されます。普通はオプションを設定したりするのに使われます。例えば、"*.gsm"
@@ -486,8 +473,7 @@ BufReadPost は最も便利なイベントの一つです。これは新しい
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イベントの一覧は | autocmd-events | を参照してください。
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- パターン
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- --------
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+ ☆パターン
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{file-pattern} 引数には複数のパターンをコンマ区切りで指定できます。例えば、
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"*.c,*.h" なら、末尾が ".c" と ".h" のファイルにマッチします。
@@ -513,8 +499,7 @@ BufReadPost は最も便利なイベントの一つです。これは新しい
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が簡単です。自動コマンドの移植性もあがります。
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- 自動コマンドを削除する
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- ----------------------
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+ ☆自動コマンドを削除する
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自動コマンドの削除には、定義と同じコマンドを使います。ただし、削除するときは !
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を使い、{command} は指定しません。例: >
@@ -525,8 +510,7 @@ BufReadPost は最も便利なイベントの一つです。これは新しい
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れます。
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- 一覧表示する
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- ------------
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+ ☆一覧表示する
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定義されている自動コマンドの一覧を見るには次のようにします: >
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@@ -549,8 +533,7 @@ BufReadPost は最も便利なイベントの一つです。これは新しい
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:autocmd cprograms
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- グループ
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- --------
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+ ☆グループ
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自動コマンドを定義するとき、{group} を指定することで、関連した自動コマンドをグ
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ループ化できます。例えば、特定のグループの自動コマンドをまとめて削除したりでき
@@ -573,8 +556,7 @@ BufReadPost は最も便利なイベントの一つです。これは新しい
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:autocmd! cprograms
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- ネスト
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- ------
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+ ☆ネスト
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通常は、自動コマンドの中で実行されたコマンドによってイベントが発行されることは
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ありません。例えば、FileChangedShell イベントの中でファイルを読み込んでも、シ
@@ -584,8 +566,7 @@ BufReadPost は最も便利なイベントの一つです。これは新しい
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:autocmd FileChangedShell * ++nested edit
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- 自動コマンドを実行する
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- ----------------------
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+ ☆自動コマンドを実行する
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擬似的にイベントを発行して、自動コマンドを実行することができます。自動コマンド
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の中から他の自動コマンドを実行するような場合に便利です。例: >
@@ -606,8 +587,7 @@ expand() 関数に指定された "<afile>" が自動コマンドで使われた
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":doautocmd" と同じ操作をすべてのバッファに対して実行します。
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- ノーマルモードコマンドを使う
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- ----------------------------
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+ ☆ノーマルモードコマンドを使う
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自動コマンドで使用できるのはコマンドラインコマンドです。ノーマルモードコマンド
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を使いたい場合は ":normal" コマンドを使ってください。例: >
@@ -634,8 +614,7 @@ expand() 関数に指定された "<afile>" が自動コマンドで使われた
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います。それを元に戻す方法については | restore-position | を参照してください。
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- イベントの無効化
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- ----------------
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+ ☆イベントの無効化
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自動コマンドを実行して欲しくないときは、'eventignore' オプションに無視したいイ
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ベントを設定してください。例えば、次のように設定すると、他のウィンドウに移動し
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