@@ -271,8 +271,8 @@ Vim9 script でスクリプト直下に `:function` や `:def` を使って関
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271
272
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関数の中でスクリプトローカル関数を定義することはできません。代わりにローカル関
273
273
数を定義して、それをスクリプトローカルな Funcref (これはスクリプトレベルで定義
274
- されていないといけません) に代入することができます。グローバル関数は前置詞
275
- "g:" を使うことで定義できます。
274
+ されていないといけません) に代入することができます。グローバル関数はプリフィッ
275
+ クス "g:" を使うことで定義できます。
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277
関数をプリフィックス "s:" や "g:" をつけずに参照した場合、Vim は関数を次のよう
278
278
に探します:
@@ -282,14 +282,15 @@ Vim9 script でスクリプト直下に `:function` や `:def` を使って関
282
282
インポートされた関数は、`:import ` コマンドで決まる名前を前置して見つけられます。
283
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284
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スクリプトローカル関数の参照が "s:" をつけることなく使えるので、スクリプトロー
285
- カル関数の名前は前置詞 "s:" をつけて宣言した場合でも大文字から始まる必要があり
286
- ます 。旧来の Vim script では "s:funcref" とすることができました。なぜなら、
287
- "s:funcref" を "funcref" として参照することができなかったからです。しかし Vim9
288
- script ではそれが可能なので、組み込み関数との名前の干渉を避けるために
289
- "s:Funcref" のように名前が指定される必要があります。
285
+ カル関数の名前はプリフィックス "s:" をつけて宣言した場合でも大文字から始まる必
286
+ 要があります 。旧来の Vim script では "s:funcref" とすることができました。なぜ
287
+ なら、 "s:funcref" を "funcref" として参照することができなかったからです。しか
288
+ し Vim9 script ではそれが可能なので、組み込み関数との名前の干渉を避けるため
289
+ に "s:Funcref" のように名前が指定される必要があります。
290
290
*vim9-s-namespace* *E1268*
291
- Vim9 script において、スクリプトレベルでの前置詞 "s:" の使用はサポートされてい
292
- ません。前置詞のない全ての関数と変数は全てスクリプトローカルになります。
291
+ Vim9 script において、スクリプトレベルでのプリフィックス "s:" の使用はサポート
292
+ されていません。プリフィックスのない全ての関数と変数は全てスクリプトローカルに
293
+ なります。
293
294
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`:def ` で定義される関数内においては、"s:" の使用はスクリプト依存です: 旧来の
295
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Vim script 内ではスクリプトローカルな関数と変数に対して "s:" を使いますが、
@@ -459,12 +460,12 @@ Ex コマンドをシャドーイングするので、必要であれば変数
459
460
return 'text'
460
461
enddef
461
462
echo g:GlobalFunc()
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- 前置詞 "g:" はオートロード関数に対しては必要ありません。
463
+ プリフィックス "g:" はオートロード関数に対しては必要ありません。
463
464
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465
*vim9-function-defined-later*
465
- グローバル関数は前置詞 "g:" なしに呼び出すことができますが、それらはコンパイル
466
- 時に存在していなければなりません。前置詞を "g:" をつけることで、関数が後で定義
467
- されても良くなります 。例: >
466
+ グローバル関数はプリフィックス "g:" なしに呼び出すことができますが、それらはコ
467
+ ンパイル時に存在していなければなりません。プリフィックスを "g:" をつけること
468
+ で、関数が後で定義されても良くなります 。例: >
468
469
def CallPluginFunc()
469
470
if exists('g:loaded_plugin')
470
471
g:PluginFunc()
@@ -1245,11 +1246,11 @@ Note 認識されていないコマンドを "|" でつなぐと、その後の
1245
1246
また、このwikiも参考になるでしょう。これは Vim9 script のアーリーアダプターに
1246
1247
よって書かれました: https://github.com/lacygoill/wiki/blob/master/vim/vim9.md
1247
1248
1248
- もし関数が定義されたスクリプトが Vim9 script であるなら、スクリプトローカル
1249
- 変数は前置詞 "s:" なしでアクセスすることができます。それらは関数がコンパイルさ
1250
- れる前に定義されている必要があります。もし関数が定義されたスクリプトが旧来の
1251
- Vim script であるなら、スクリプトローカル変数は、コンパイル時に存在しない場
1252
- 合は、前置詞 "s:" をつけてアクセスする必要があります。
1249
+ もし関数が定義されたスクリプトが Vim9 script であるなら、スクリプトローカル変
1250
+ 数はプリフィックス "s:" なしでアクセスすることができます。それらは関数がコンパ
1251
+ イルされる前に定義されている必要があります。もし関数が定義されたスクリプトが旧
1252
+ 来の Vim script であるなら、スクリプトローカル変数は、コンパイル時に存在しない
1253
+ 場合は、プリフィックス "s:" をつけてアクセスする必要があります。
1253
1254
*E1269*
1254
1255
| Vim9 | script では、スクリプトローカル変数はスクリプトレベルで宣言されなければ
1255
1256
なりません。それらは関数内で、旧来の関数内でも作成することはできません。
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