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- *usr_41.txt* For Vim バージョン 9.0. Last change: 2022 Jun 10
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+ *usr_41.txt* For Vim バージョン 9.0. Last change: 2022 Oct 07
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VIM USER MANUAL - by Bram Moolenaar
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@@ -263,14 +263,14 @@ Note: |Vim9| script を使わずにこれらのコマンドを試すと、旧来
263
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| Vim9 | script 内ではスクリプトローカル変数を `unlet ` できず、できるのは旧来の
264
264
スクリプトの中のみです。
265
265
266
- スクリプトの実行が終了したとき 、宣言したローカル変数は削除されません。そのスク
267
- リプトで定義された関数が使うことができます 。例: >
266
+ スクリプトを最後まで処理しきったとき 、宣言したローカル変数は削除されません。そ
267
+ のスクリプトで定義された関数が使うことができます 。例: >
268
268
269
269
vim9script
270
270
var counter = 0
271
271
def g:GetCount(): number
272
- s: counter += 1
273
- return s: counter
272
+ counter += 1
273
+ return counter
274
274
enddef
275
275
276
276
関数を呼ぶたびに次のカウントを返します: >
@@ -709,6 +709,8 @@ substitute() の呼び出しの前後にいろいろな処理を入れたりす
709
709
fnameescape() Vim コマンド用にファイル名をエスケープ
710
710
tr() ある文字の集合から別の文字の集合へ置換する
711
711
strtrans() 文字列を印字可能な状態とする
712
+ keytrans() 内部キーコードから | :map | で使用可能な表記にす
713
+ る
712
714
tolower() 文字列を小文字にする
713
715
toupper() 文字列を大文字にする
714
716
charclass() 文字のクラス
@@ -766,14 +768,16 @@ substitute() の呼び出しの前後にいろいろな処理を入れたりす
766
768
reduce() リストの畳み込みの値を算出する
767
769
slice() リストのスライスを取る
768
770
sort() リストをソートする
769
- reverse() リストの並び順を反転させる
771
+ reverse() リストあるいは Blob の並び順を反転させる
770
772
uniq() 隣接して繰り返される要素のコピーを削除する
771
773
split() 文字列を分割し、リストにする
772
774
join() リストの要素を連結し、文字列にする
773
775
range() 数列リストを返す
774
776
string() リストの文字列表現
775
777
call() リストを引数として関数を呼ぶ
776
- index() リスト中の要素のインデックス
778
+ index() リストあるいは Blob 中の要素のインデックス
779
+ indexof() リストあるいは Blob で式の評価が真となった位置
780
+ のインデックス
777
781
max() リスト中の最大値
778
782
min() リスト中の最小値
779
783
count() ある要素がリスト中に出現する回数を返す
@@ -1011,6 +1015,7 @@ Blob 操作: *blob-functions*
1011
1015
getcmdline() 現在のコマンドラインを取得
1012
1016
getcmdpos() コマンドラインにおけるカーソル位置を取得
1013
1017
getcmdscreenpos() コマンドラインでのカーソルの画面位置を取得
1018
+ setcmdline() 現在のコマンドラインを設定
1014
1019
setcmdpos() コマンドラインにおけるカーソル位置を設定
1015
1020
getcmdtype() 現在のコマンドラインの種類を返す
1016
1021
getcmdwintype() 現在のコマンドラインウィンドウの種類を返す
@@ -1264,6 +1269,8 @@ Vimサーバー: *server-functions*
1264
1269
popup_filter_yesno() 'y' か 'n' が押されるまでブロックする
1265
1270
popup_getoptions() ポップアップの現在のオプションを取得する
1266
1271
popup_getpos() ポップアップの実際の位置とサイズを取得する
1272
+ popup_findecho() `:echowindow ` で使用しているポップアップのウィ
1273
+ ンドウIDを取得
1267
1274
popup_findinfo() ポップアップ情報ウィンドウのウィンドウIDを取得
1268
1275
する
1269
1276
popup_findpreview() ポップアッププレビューウィンドウのウィンドウID
@@ -1272,6 +1279,14 @@ Vimサーバー: *server-functions*
1272
1279
popup_locate() スクリーン上の指定の位置にあるポップアップの
1273
1280
ウィンドウIDを取得する
1274
1281
1282
+ Registers: *register-functions*
1283
+ getreg() レジスタの値を得る
1284
+ getreginfo() レジスタの情報を得る
1285
+ getregtype() レジスタのタイプを得る
1286
+ setreg() レジスタの値を設定する
1287
+ reg_executing() 実行中のレジスタ名を返す
1288
+ reg_recording() 記録中のレジスタ名を返す
1289
+
1275
1290
タイマー: *timer-functions*
1276
1291
timer_start() タイマーを作る
1277
1292
timer_pause() タイマーを一時停止もしくは再開する
@@ -1322,6 +1337,7 @@ Vimサーバー: *server-functions*
1322
1337
did_filetype() FileType自動コマンドが使用されたかどうか
1323
1338
eventhandler() イベントハンドラによって起動されたかどうか
1324
1339
getpid() Vim のプロセスIDを得る
1340
+ getscriptinfo() get list of sourced vim scripts
1325
1341
getimstatus() IME のステータスがアクティブかをチェック
1326
1342
interrupt() スクリプトの実行を中断する
1327
1343
windowsversion() MS-Windows バージョンの取得
@@ -1333,13 +1349,6 @@ Vimサーバー: *server-functions*
1333
1349
undofile() アンドゥファイルの名前を得る
1334
1350
undotree() アンドゥツリーの状態を返す
1335
1351
1336
- getreg() レジスタの値を得る
1337
- getreginfo() レジスタの情報を得る
1338
- getregtype() レジスタのタイプを得る
1339
- setreg() レジスタの値を設定する
1340
- reg_executing() 実行中のレジスタ名を返す
1341
- reg_recording() 記録中のレジスタ名を返す
1342
-
1343
1352
shiftwidth() 'shiftwidth' の実際の値
1344
1353
1345
1354
wordcount() バッファ内のバイト数/単語数/文字数などを得る
@@ -1717,9 +1726,10 @@ range()が生成するリストの最初の要素は0であることに注意し
1717
1726
==============================================================================
1718
1727
*41.9* 空白
1719
1728
1720
- 空の行はあっても構いません 。無視されます。
1729
+ 空の行はスクリプト内にあっても構いません 。無視されます。
1721
1730
1722
- 行頭の空白 (スペースとTAB) は常に無視されます。
1731
+ "trim" 無しで | :let-heredoc | を使用する場合以外、行頭の空白 (スペースとTAB) は
1732
+ は無視されます。
1723
1733
1724
1734
末尾の空白は多くの場合無視されますが、常にではありません。`map ` というコマンド
1725
1735
は末尾空白を含みます。それに気を付けなくてはいけませんが、分かりにくい間違いを
@@ -1835,13 +1845,16 @@ Unix では特別なコメント書式を使って Vim script を実行形式に
1835
1845
*41.12* ファイルフォーマット
1836
1846
1837
1847
行末の文字はシステムに依存します。Vim script では Unix のファイルフォーマット
1838
- が常に推奨されます。これはまた他のシステムでも動作します。この方法でならあなた
1839
- の Vim script を MS-Windows から Unix にコピーしても動くようにすることができま
1840
- す 。| :source_crnl | を参照。確実に正しく設定されるには、ファイルを書き込む前に
1841
- 次のようにします : >
1848
+ が常に推奨されます。行は改行文字 (註: <NL> ) で区切られます。これはまた他のシス
1849
+ テムでも動作します。この方法でならあなたの Vim script を MS-Windows から Unix
1850
+ にコピーしても動くようにすることができます 。| :source_crnl | を参照。確実に正し
1851
+ く設定されるには、ファイルを書き込む前に次のようにします : >
1842
1852
1843
1853
:setlocal fileformat=unix
1844
1854
1855
+ "dos" ファイルフォーマット使用時は、行は CR-NL の二文字で区切られます。CR 文字
1856
+ はさまざまな問題の原因なので、これは回避するのが良いです。
1857
+
1845
1858
==============================================================================
1846
1859
1847
1860
Vim script を書く事前情報は | usr_50.txt | にあります。
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