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- *options.txt* For Vim バージョン 9.1. Last change: 2024 Dec 28
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+ *options.txt* For Vim バージョン 9.1. Last change: 2025 Feb 01
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VIMリファレンスマニュアル by Bram Moolenaar
@@ -1055,11 +1055,11 @@ Note 1番目の形式では、行全体がオプション指定に使われる
1055
1055
GUIがダークテーマをサポートしている場合、'guioptions' で "d" フラグを
1056
1056
使用できる。'go-d' を参照。
1057
1057
1058
- t_RB オプションが設定されると、Vim はターミナルから背景色をリクエスト
1059
- するために使われる 。もしも返された RGB の値が dark/light であり、
1058
+ | t_RB| オプションが設定されると、Vim はターミナルから背景色をリクエス
1059
+ トするために使われる 。もしも返された RGB の値が dark/light であり、
1060
1060
'background' が dark/light でなかったなら、'background' が設定されて画
1061
1061
面が再描画される。これは副作用があるかもしれない。問題があると疑わしき
1062
- 場合は、.vimrc の t_BG を空にしよう。|t_RB| へのレスポンスは
1062
+ 場合は、.vimrc の |t_RB| を空にしよう。|t_RB| へのレスポンスは
1063
1063
|v:termrbgresp| の中に見つけることができる。
1064
1064
1065
1065
GUIを開始したとき、'background' の既定値は "light" である。値がファイ
@@ -2208,6 +2208,14 @@ Note 1番目の形式では、行全体がオプション指定に使われる
2208
2208
プしたり、正確なシーケンスが入力されていなくてもマッチを見
2209
2209
つけることができる。
2210
2210
2211
+ nosort "fuzzy" が有効になっている場合の、ファジースコアに基づく補
2212
+ 完候補の並べ替えを無効にする。候補は元の順序で表示される。
2213
+
2214
+ preinsert
2215
+ 現在の補完リーダーの一部ではない最初の候補単語の部分を事前
2216
+ に挿入し、|hl-ComplMatchIns| ハイライトグループを使用する。
2217
+ "fuzzy" も含まれている場合は機能しない。
2218
+
2211
2219
*'completepopup'* *'cpp'*
2212
2220
'completepopup' 'cpp' 字列 (既定では空)
2213
2221
グローバル
@@ -2897,14 +2905,22 @@ Note 1番目の形式では、行全体がオプション指定に使われる
2897
2905
'diffopt' 'dip' 文字列 (既定では "internal,filler,closeoff")
2898
2906
グローバル
2899
2907
{|+diff| 機能付きでコンパイルされたときのみ有効}
2900
- 差分モード用のオプション設定。値は、以下のキーワードのコンマ区切りのリ
2901
- ストである。指定しないものがあってもよい 。
2908
+ 差分モード用のオプション設定。以下の項目で構成できる。すべてオプション
2909
+ である。項目はコンマで区切る必要がある 。
2902
2910
2903
- filler 片方のウィンドウ内のテキストのある位置に行が挿
2904
- 入されていたときに、ウィンドウのスクロールを同
2905
- 期させるために、埋め立て用の行を表示する。ウィ
2906
- ンドウが隣り合っていて、オプション
2907
- 'scrollbind' がオンのときには大抵便利である。
2911
+ algorithm:{text} 指定した差分アルゴリズムを内部diffエンジンで
2912
+ 使用する。現在サポートされているアルゴリズムは:
2913
+ myers デフォルトのアルゴリズム
2914
+ minimal 可能な限り小さな差分を生成するため
2915
+ に余分な時間を費やす
2916
+ patience patience 差分アルゴリズム
2917
+ histogram histogram 差分アルゴリズム
2918
+
2919
+ closeoff 'diff' が設定されたウィンドウが閉じられ、同じ
2920
+ タブページに 'diff' が設定されたウィンドウが
2921
+ 1 つだけ残っているとき、そのウィンドウで
2922
+ `:diffoff` を実行する。これは `:diffsplit` コ
2923
+ マンドを取り消す。
2908
2924
2909
2925
context:{n} 変更のあった行の上下を {n} 行だけ折り畳まずに
2910
2926
表示 (コンテキストの表示) する。指定されないと、
@@ -2915,6 +2931,23 @@ Note 1番目の形式では、行全体がオプション指定に使われる
2915
2931
は、非常に大きな値 (999999) に設定する。
2916
2932
|fold-diff| を参照。
2917
2933
2934
+ filler 片方のウィンドウ内のテキストのある位置に行が挿
2935
+ 入されていたときに、ウィンドウのスクロールを同
2936
+ 期させるために、埋め立て用の行を表示する。ウィ
2937
+ ンドウが隣り合っていて、オプション
2938
+ 'scrollbind' がオンのときには大抵便利である。
2939
+
2940
+ foldcolumn:{n} 差分モードの開始時に 'foldcolumn' オプションを
2941
+ {n} に設定する。これがない場合は 2 が使われる。
2942
+
2943
+ followwrap 'wrap' オプションにそのまま従う。
2944
+
2945
+ horizontal (他に明示的に指定されない限り) ウィンドウを水
2946
+ 平分割して差分モードを開始する。
2947
+
2948
+ hiddenoff バッファが隠れバッファになるときに差分モードを
2949
+ 使用しない。
2950
+
2918
2951
iblank 行がすべて空白の場合は変更を無視する。
2919
2952
'diffexpr' が空の場合、"diff" コマンドに "-B"
2920
2953
フラグを追加する。これが正確に何をするかについ
@@ -2928,6 +2961,17 @@ Note 1番目の形式では、行全体がオプション指定に使われる
2928
2961
'diffexpr' が空なら、コマンド "diff" にフラグ
2929
2962
"-i" を追加する。
2930
2963
2964
+ indent-heuristic
2965
+ 内部 diff ライブラリのインデントヒューリスティ
2966
+ ックを使用する。
2967
+
2968
+ internal 内部 diff ライブラリを使用する。'diffexpr' が
2969
+ 設定されている場合は無視される。 *E960*
2970
+ バッファを書き込むときにメモリが不足すると、こ
2971
+ の項目はそのバッファに関連する差分に対して無視
2972
+ される。これがいつ発生するかを確認するために
2973
+ 'verbose' オプションを設定すること。
2974
+
2931
2975
iwhite 空白の数の違いを無視する。オプション
2932
2976
'diffexpr' が空なら、コマンド "diff" にフラグ
2933
2977
"-b" を追加する。これが正確には何を指定してい
@@ -2946,45 +2990,17 @@ Note 1番目の形式では、行全体がオプション指定に使われる
2946
2990
る。これが正確に何をするかについては、"diff"
2947
2991
コマンドのドキュメントをチェックすること。
2948
2992
2949
- horizontal (他に明示的に指定されない限り)ウィンドウを水平
2950
- 分割して差分モードを開始する。
2993
+ linematch:{n} バッファ間で最も類似している行間の変更を揃えて
2994
+ マークする。差分ハンクの合計行数が {n} を超え
2995
+ ると非常に大きな差分ハンクでは顕著な遅延が発生
2996
+ するため、行は揃えられない。適切な設定は
2997
+ "linematch:60" である。これによりそれぞれ 30
2998
+ 行の 2 バッファ差分ハンク、またはそれぞれ 20
2999
+ 行の 3 バッファ差分ハンクの揃えが可能になる。
2951
3000
2952
3001
vertical (他に明示的に指定されない限り)ウィンドウを垂直
2953
3002
分割して差分モードを開始する。
2954
3003
2955
- closeoff 'diff' が設定されたウィンドウが閉じられ、同じ
2956
- タブページに 'diff' が設定されたウィンドウが
2957
- 1 つだけ残っているとき、そのウィンドウで
2958
- `:diffoff` を実行する。これは `:diffsplit` コ
2959
- マンドを取り消す。
2960
-
2961
- hiddenoff バッファが隠れバッファになるときに差分モードを
2962
- 使用しない。
2963
-
2964
- foldcolumn:{n} 差分モードの開始時にオプション 'foldcolumn' を
2965
- {n}に設定する。
2966
-
2967
- followwrap 'wrap' オプションにそのまま従う。
2968
-
2969
- internal 内部diffライブラリを使用する。'diffexpr' が設
2970
- 定されている場合は無視される。 *E960*
2971
- バッファを書き込むときにメモリが不足すると、こ
2972
- の項目はそのバッファに関連する差分に対して無視
2973
- される。これがいつ発生するかを確認するために
2974
- 'verbose' オプションを設定すること。
2975
-
2976
- indent-heuristic
2977
- 内部diffライブラリのインデントヒューリスティッ
2978
- クを使用する。
2979
-
2980
- algorithm:{text} 指定した差分アルゴリズムを内部diffエンジンで
2981
- 使用する。現在サポートされているアルゴリズムは:
2982
- myers デフォルトのアルゴリズム
2983
- minimal 可能な限り小さな差分を生成するため
2984
- に余分な時間を費やす
2985
- patience patience差分アルゴリズム
2986
- histogram histogram差分アルゴリズム
2987
-
2988
3004
例: >
2989
3005
:set diffopt=internal,filler,context:4
2990
3006
:set diffopt=
@@ -4379,7 +4395,7 @@ Note 1番目の形式では、行全体がオプション指定に使われる
4379
4395
#:TabLineSel,_:TabLineFill,!:CursorColumn,
4380
4396
.:CursorLine,o:ColorColumn,q:QuickFixLine,
4381
4397
z:StatusLineTerm,Z:StatusLineTermNC,
4382
- g:MsgArea")
4398
+ g:MsgArea,h:ComplMatchIns ")
4383
4399
グローバル
4384
4400
このオプションは、様々な対象に対する強調表示モードを設定する。文字の組
4385
4401
をコンマ区切りのリストとして指定する。1番目の文字は適用される対象を指
@@ -4399,6 +4415,7 @@ Note 1番目の形式では、行全体がオプション指定に使われる
4399
4415
|hl-MoreMsg| m 「継続」プロンプト |more-prompt|
4400
4416
|hl-ModeMsg| M モード表示 (例えば "-- INSERT --")
4401
4417
|hl-MsgArea| g |Command-line| とメッセージエリア
4418
+ |hl-ComplMatchIns| h 現在挿入されている補完にマッチするテキスト
4402
4419
|hl-LineNr| n ":number" と ":#" コマンドでの行番号と、'number'
4403
4420
か 'relativenumber' がオンに設定されているときの行
4404
4421
番号。
@@ -8522,13 +8539,22 @@ Note 1番目の形式では、行全体がオプション指定に使われる
8522
8539
がこのように設定する必要がある。
8523
8540
8524
8541
*'termguicolors'* *'tgc'* *'notermguicolors'* *'notgc'* *E954*
8525
- 'termguicolors' 'tgc' 切替 (既定ではオフ)
8542
+ 'termguicolors' 'tgc' 切替 (Vim が対応端末で実行されていることを検出しな
8543
+ い限り、既定ではオフ)
8526
8544
グローバル
8527
8545
{|+termguicolors| 機能付きでコンパイルされたときのみ有
8528
8546
効}
8529
8547
オンのとき、|highlight-guifg| と |highlight-guibg| がターミナル内で使
8530
8548
われる(24ビットカラー)。
8531
8549
8550
+ Vim が対応端末で実行されていることを検出すると自動的に有効になる (端末
8551
+ が RGB terminfo 機能をサポートしている場合、または端末でサポートされて
8552
+ いる色数 |t_Co| が 0x1000000 の場合、例: $TERM=xterm-direct)。端末のク
8553
+ エリが非同期でおこなわれる性質上、これを自動的に有効にすると目立つこと
8554
+ がある。明示的に無効にするには、 >
8555
+ set notermguicolors
8556
+ < を使用する。
8557
+
8532
8558
ISO-8613-3 互換なターミナルが必要。このオプションを設定しても機能しな
8533
8559
い (色が UI に付かない) 場合は、|xterm-true-color| を読むと助けになる
8534
8560
かもしれない。
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