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- *options.txt* For Vim バージョン 9.0. Last change: 2023 Oct 14
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+ *options.txt* For Vim バージョン 9.0. Last change: 2023 Nov 11
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VIMリファレンスマニュアル by Bram Moolenaar
@@ -92,7 +92,7 @@ Vimには、特別な働きをさせるための多くの内部変数とスイ
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'ttytype'
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警告: これにはたくさんの副作用があるだろう。
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- *:set-args* *:set=* *E487* *E521*
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+ *:set-args* *:set=* *E487* *E521*
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:se[t] {option}={value} または
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:se[t] {option}:{value}
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数値および文字列オプションの値を {value} に設定する。
@@ -1660,6 +1660,8 @@ Note 1番目の形式では、行全体がオプション指定に使われる
1660
1660
オフのときは、これらのコマンドはカレントディレクトリ名を表示するだけで
1661
1661
ある。
1662
1662
Unix においてはこのオプションは動作に影響を与えない。
1663
+ セキュリティ上の理由から、このオプションを |modeline| または |sandbox|
1664
+ 内で設定することはできない。
1663
1665
NOTE: このオプションは 'compatible' が設定されるとリセットされる。
1664
1666
1665
1667
*'cdpath'* *'cd'* *E344* *E346*
@@ -2022,6 +2024,8 @@ Note 1番目の形式では、行全体がオプション指定に使われる
2022
2024
'delcombine' + オフ unicode: すべての合成文字を削除
2023
2025
'digraph' + オフ ダイグラフなし
2024
2026
'esckeys' & オフ 挿入モードで <Esc> で始まるキーなし
2027
+ これは、|modifyOtherKeys| と
2028
+ |xterm-bracketed-paste| も無効にする
2025
2029
'expandtab' + オフ タブはスペースに展開されない
2026
2030
'fileformats' & "" 自動ファイルタイプ決定なし
2027
2031
"dos,unix" (ただし MS-Windows 以外で)
@@ -3240,9 +3244,9 @@ Note 1番目の形式では、行全体がオプション指定に使われる
3240
3244
とに注意。
3241
3245
NOTE: このオプションは、'compatible' がオンになるとViの既定値に、オフ
3242
3246
になるとVimの既定値になるので注意。
3243
- NOTE: このオプションがオフのとき、挿入モードでは |modifyOtherKeys| 機
3244
- 能は無効化される。修飾子付きのキーが入力されたときに挿入モードが終了す
3245
- るのを防ぐためである 。
3247
+ NOTE: このオプションがオフのとき、挿入モードでは |modifyOtherKeys| お
3248
+ よび |xterm-bracketed-paste| 機能は無効化される。修飾子付きのキーが入
3249
+ 力されたときに挿入モードが終了するのを防ぐためである 。
3246
3250
3247
3251
*'eventignore'* *'ei'*
3248
3252
'eventignore' 'ei' 文字列 (既定では "")
@@ -3518,8 +3522,8 @@ Note 1番目の形式では、行全体がオプション指定に使われる
3518
3522
およびその項目の値がある:
3519
3523
3520
3524
キーワード 既定値 変更の対象 ~
3521
- stl ' ' or '^' カレントウィンドウのステータス行
3522
- stlnc ' ' or '=' 非カレントウィンドウのステータス行
3525
+ stl ' ' カレントウィンドウのステータス行
3526
+ stlnc ' ' 非カレントウィンドウのステータス行
3523
3527
vert '|' 垂直分割の区切り |:vsplit|
3524
3528
fold '-' 'foldtext' での空白部分
3525
3529
foldopen '-' 折り畳みの先頭のマーク
@@ -3529,15 +3533,11 @@ Note 1番目の形式では、行全体がオプション指定に使われる
3529
3533
eob '~' バッファ終端以降の空行
3530
3534
lastline '@' 'display' が含む最終行/切り捨て
3531
3535
3532
- 指定されなかったキーワードについては、既定値が使われる。"stl" と
3533
- "stlnc" には、強調表示が行われているときは空白が、行われていないときは
3534
- '^' と '=' がそれぞれ使われる。
3536
+ 指定されなかったキーワードについては、既定値が使われる。
3535
3537
3536
3538
例: >
3537
- :set fillchars=stl:^,stlnc:=,vert:\|,fold:-,diff:-
3538
- < これは既定値と似ているが、強調表示が行われていてもこれらの文字が使われ
3539
- る点が異なっている。
3540
-
3539
+ :set fillchars=stl:\ ,stlnc:\ ,vert:\|,fold:-,diff:-
3540
+ <
3541
3541
"stl", "stlnc", "foldopen", "foldclose", "foldsep" 項目に対しては1バイ
3542
3542
トおよびマルチバイトの文字をサポートしている。しかし全角文字幅の文字は
3543
3543
サポートしていない。
@@ -3827,9 +3827,11 @@ Note 1番目の形式では、行全体がオプション指定に使われる
3827
3827
*'formatoptions'* *'fo'*
3828
3828
'formatoptions' 'fo' 文字列 (Vimの既定値: "tcq", Viの既定値: "vt")
3829
3829
バッファについてローカル
3830
- 自動整形の実行方法を決めるフラグの列である。|fo-table| を参照。オプショ
3831
- ン 'paste' がオンのときは、('formatoptions' が空のときのように) 整形は
3832
- 行われない。読みやすくするために、フラグの間にコンマを挟んでもよい。
3830
+ 自動整形の実行方法を決めるフラグの列である。
3831
+ 可能な値については |fo-table| を、テキストの書式設定方法については
3832
+ |gq| を参照。'paste' オプションがオンの場合、書式は設定されない
3833
+ ('formatoptions' が空の場合と同様)。読みやすくするためにコンマを挿入す
3834
+ ることができる。
3833
3835
将来追加されるフラグによる問題を避けるため、コマンド ":set" では "+="
3834
3836
と "-=" を使うこと |add-option-flags|。
3835
3837
NOTE: このオプションは 'compatible' がオンになるとViの既定値に設定され、
@@ -5540,7 +5542,6 @@ Note 1番目の形式では、行全体がオプション指定に使われる
5540
5542
この制限を200より大きな値に増やした場合、Exコマンドの再帰の最大値も変
5541
5543
更される。|E169| 参照。
5542
5544
|:function| も参照。
5543
- コールバック関数の最大の深さにも使用される。
5544
5545
5545
5546
*'maxmapdepth'* *'mmd'* *E223*
5546
5547
'maxmapdepth' 'mmd' 数値 (既定では 1000)
@@ -5636,8 +5637,8 @@ Note 1番目の形式では、行全体がオプション指定に使われる
5636
5637
< 512 Mbyte より少ないメモリしか持っていないなら、'mkspellmem' がどんな
5637
5638
値であっても、ある言語に対しては |:mkspell|が失敗するかもしれない。
5638
5639
5639
- このオプションを |modeline| または |sandbox| 内で設定することはできな
5640
- い 。
5640
+ セキュリティ上の理由から、 このオプションを |modeline| または |sandbox|
5641
+ 内で設定することはできない 。
5641
5642
5642
5643
*'modeline'* *'ml'* *'nomodeline'* *'noml'*
5643
5644
'modeline' 'ml' 切替 (Vimの既定値はオン (rootの場合はオフ)、
@@ -6033,6 +6034,8 @@ Note 1番目の形式では、行全体がオプション指定に使われる
6033
6034
*'packpath'* *'pp'*
6034
6035
'packpath' 'pp' 文字列 (既定では: 'runtimepath' を参照)
6035
6036
パッケージを見つけるために使われるディレクトリ。 |packages| を参照。
6037
+ セキュリティ上の理由から、このオプションを |modeline| または |sandbox|
6038
+ 内で設定することはできない。
6036
6039
6037
6040
6038
6041
*'paragraphs'* *'para'*
@@ -6116,6 +6119,8 @@ Note 1番目の形式では、行全体がオプション指定に使われる
6116
6119
{|+diff| 機能付きでコンパイルされたときのみ有効}
6117
6120
ファイルにパッチを適用し、ファイルの新しいバージョンを生成するために使
6118
6121
われる式。|diff-patchexpr| を参照。
6122
+ セキュリティ上の理由から、このオプションを |modeline| または |sandbox|
6123
+ 内で設定することはできない。
6119
6124
6120
6125
*'patchmode'* *'pm'* *E205* *E206*
6121
6126
'patchmode' 'pm' 文字列 (既定では "")
@@ -7191,6 +7196,8 @@ Note 1番目の形式では、行全体がオプション指定に使われる
7191
7196
'shellxquote' が "(" に設定されているとき、このオプションで指定された
7192
7197
文字は '^' 文字でエスケープされる。これによって cmd.exe を使ってほとん
7193
7198
どの外部コマンドを実行できるようにする。
7199
+ セキュリティ上の理由から、このオプションを |modeline| または |sandbox|
7200
+ 内で設定することはできない。
7194
7201
7195
7202
*'shellxquote'* *'sxq'*
7196
7203
'shellxquote' 'sxq' 文字列 (既定では "";
@@ -8257,6 +8264,8 @@ Note 1番目の形式では、行全体がオプション指定に使われる
8257
8264
い。|tag-function| を参照。関数の書き方と例の説明がある。値として関数
8258
8265
名、|lambda|、|Funcref| が使える。詳細は |option-value-function| を参
8259
8266
照。
8267
+ セキュリティ上の理由から、このオプションを |modeline| または |sandbox|
8268
+ 内で設定することはできない。
8260
8269
8261
8270
*'taglength'* *'tl'*
8262
8271
'taglength' 'tl' 数値 (既定では 0)
@@ -9018,12 +9027,14 @@ Note 1番目の形式では、行全体がオプション指定に使われる
9018
9027
'verbosefile' を新しい値に設定すると、最初に空に設定したのと同じことに
9019
9028
なる。|:redir|との違いは、'verbosefile' が設定されているとき冗長なメッ
9020
9029
セージは画面に表示されないことである。
9030
+ セキュリティ上の理由から、このオプションを |modeline| または |sandbox|
9031
+ 内で設定することはできない。
9021
9032
9022
9033
*'viewdir'* *'vdir'*
9023
- 'viewdir' 'vdir' 文字列 (既定値 Amiga用 "$VIM/vimfiles/view",
9034
+ 'viewdir' 'vdir' 文字列 (既定値 Amiga用: "$VIM/vimfiles/view",
9024
9035
Win32用: "$HOME/vimfiles/view",
9025
9036
Unix用: "$HOME/.vim/view",
9026
- macOS用: "$VIM/vimfiles/view"
9037
+ macOS用: "$VIM/vimfiles/view",
9027
9038
VMS用: "sys$login:vimfiles/view")
9028
9039
グローバル
9029
9040
{|+mksession| 機能付きでコンパイルされたときのみ有効}
@@ -9290,6 +9301,8 @@ Note 1番目の形式では、行全体がオプション指定に使われる
9290
9301
より詳しくは |cmdline-completion| を参照。
9291
9302
その文字はマクロ内では認識されない。それには 'wildcharm' を参照。
9292
9303
CTRL-C, <CR> や Enter などのいくつかのキーは機能しない。
9304
+ <Esc> も使用できるが、2 回続けて押すと、フェイルセーフ対策としてコマン
9305
+ ドラインが終了する。
9293
9306
このオプションは数値オプションだが、次のように特殊キーも設定できる。 >
9294
9307
:set wc=<Tab>
9295
9308
< NOTE: このオプションは 'compatible' がオンになるとViの既定値に設定され、
@@ -9360,6 +9373,8 @@ Note 1番目の形式では、行全体がオプション指定に使われる
9360
9373
CTRL-N - 次のエントリへ移動
9361
9374
<CR> - メニュー補完時、カーソルがドットの直後にあるとき: サ
9362
9375
ブメニューに移動する。
9376
+ CTRL-E - 補完を終了し、マッチ選択の前の状態に戻る。
9377
+ CTRL-Y - 現在選択しているマッチに決定し、補完を停止する。
9363
9378
9364
9379
コマンドライン補完のポップアップメニューを使用しない場合、以下のキーは
9365
9380
特別な意味を持つ:
@@ -9378,8 +9393,6 @@ Note 1番目の形式では、行全体がオプション指定に使われる
9378
9393
ニューに移動する。
9379
9394
<Right> - ファイル名/メニュー名補完時: サブディレクトリ/サブ
9380
9395
メニューに移動する。
9381
- CTRL-E - 補完を終了し、マッチ選択の前の状態に戻る。
9382
- CTRL-Y - 現在選択しているマッチに決定し、補完を停止する。
9383
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9397
これにより、メニューがコンソールから扱える |console-menus|。
9385
9398
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