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- *channel.txt* For Vim バージョン 8.0 . Last change: 2016 Dec 02
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+ *channel.txt* For Vim バージョン 8.1 . Last change: 2018 Apr 18
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VIMリファレンスマニュアル by Bram Moolenaar
@@ -16,12 +16,13 @@ Netbeans インターフェイスもチャネルを使っています。|netbean
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3. チャネルを開く | channel-open |
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4. JSON、JS チャネルを使う | channel-use |
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5. チャネルコマンド | channel-commands |
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- 6. RAW、NL チャネルをつかう | channel-raw |
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+ 6. RAW、NL チャネルを使う | channel-raw |
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7. その他のチャネル機能 | channel-more |
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8. チャネルでジョブを開始する | job-start |
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9. チャネルなしでジョブを開始する | job-start-nochannel |
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10. ジョブオプション | job-options |
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11. ジョブを制御する | job-control |
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+ 12. プロンプトバッファを使う | prompt-buffer |
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{Vi にはこれらの機能はありません}
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{Vim が | +channel | 機能付きでコンパイルされたときのみ有効}
@@ -490,6 +491,12 @@ JS または JSON チャネルの場合、これは1つのデコードされた
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ンを使用します: >
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let job = job_start(command, {"callback": "MyHandler"})
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+ システムによっては、ジョブを開始するとVimをバックグラウンドに置くことができ、
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+ 開始されたジョブはフォーカスを取得します。これを避けるには `foreground ()` 関数
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+ を使用してください。これは、早く呼び出されたとき、コールバックハンドラ内に置い
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+ たとき、またはジョブが開始した後にタイマーを使用して呼び出すときは、必ずしも機
498
+ 能しない場合があります。
499
+
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ch_evalraw() でコマンドにメッセージを送ることができます。チャネルが JSON また
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は JS モードの場合、ch_evalexpr() を使用できます。
495
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@@ -513,9 +520,9 @@ ch_evalraw() でコマンドにメッセージを送ることができます。
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デフォルトでは、これはバッファ全体を読み込みます。これは "in_top" と "in_bot"
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オプションで変更できます。
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- 特殊モードは、in_top が 0 に設定され、in_bot が設定されていない場合です。バッ
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- ファに行が追加されるたびに 、最後の 1 行がジョブ stdin に送信されます。これによ
518
- り 、最後の行を編集し、Enter を押したときに送信することができます。
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+ 特殊モードは、" in_top" が 0 に設定され、" in_bot" が設定されていない場合です。
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+ バッファに行が追加されるたびに 、最後の 1 行がジョブ stdin に送信されます。これ
525
+ により 、最後の行を編集し、Enter を押したときに送信することができます。
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*channel-close-in*
520
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特殊モードを使用しないときは、最後の行が書き込まれた後にパイプまたはソケットが
521
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閉じられます。これは、入力が終了した読み取り終了を知らせます。| ch_close_in() |
@@ -606,7 +613,7 @@ job_setoptions(job, {options}) を使用して、ジョブの開始後にいく
606
613
"close_cb": handler チャネルが閉じられるときのコールバック。
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| ch_open() | の "close_cb" と同じです。| close_cb | 参照。
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*job-drop*
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- "drop" メッセージをいつドロップするかを指定します。
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+ "drop": when メッセージをいつドロップするかを指定します。
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| ch_open() | の "drop" と同様(| channel-drop | 参照)。
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"auto" の場合、exit_cb は考慮されません。
612
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*job-exit_cb*
@@ -619,12 +626,12 @@ job_setoptions(job, {options}) を使用して、ジョブの開始後にいく
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626
データがバッファリングされ、プロセスが終了した後もコー
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ルバックが呼び出されることに注意してください。
621
628
*job-timeout*
622
- "timeout" ブロッキング時にリクエストを待つ時間 (例: ch_evalexpr()
629
+ "timeout": time ブロッキング時にリクエストを待つ時間 (例: ch_evalexpr()
623
630
を使用するとき。ミリ秒単位。デフォルトは 2000 (2 秒)
624
631
です。
625
632
*out_timeout* *err_timeout*
626
- "out_timeout" stdout のタイムアウト。パイプ使用時のみ。
627
- "err_timeout" stderr のタイムアウト。パイプ使用時のみ。
633
+ "out_timeout": time stdout のタイムアウト。パイプ使用時のみ。
634
+ "err_timeout": time stderr のタイムアウト。パイプ使用時のみ。
628
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Note: "timeout" を設定すると、パーツ固有のモードが上書
629
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きされます。したがって、最初に "timeout" を設定し、後
630
637
でパーツ固有のモードを設定します。
@@ -636,8 +643,9 @@ job_setoptions(job, {options}) を使用して、ジョブの開始後にいく
636
643
デフォルトは "term" です。
637
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*job-term*
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- "term":"open" ターミナルを起動し、ジョブ stdin/stdout/stderr を接続
640
- します。
646
+ "term":"open" 新しいウィンドウでターミナルを起動し、ジョブ
647
+ stdin/stdout/stderr を接続します。`:terminal ` を使用す
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+ ることと同じです。
641
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NOTE: まだ実装されていません!
642
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"channel": {channel} 新しいチャネルを作成する代わりに、既存のチャネルを使用
@@ -647,6 +655,11 @@ job_setoptions(job, {options}) を使用して、ジョブの開始後にいく
647
655
性があります。
648
656
既存のコールバックやその他の設定が残っています。
649
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+ "pty": 1 可能であれば、パイプのかわりに pty (疑似 tty) を使いま
659
+ す。これは端末ウィンドウとの組み合わせで最も便利です。
660
+ | terminal | を参照。
661
+ {Unix系システムのみ}
662
+
650
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*job-in_io* *in_top* *in_bot* *in_name* *in_buf*
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"in_io": "null" stdin を切断する (/dev/null から読み込む)
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"in_io": "pipe" 標準入力がチャネルに接続されている (デフォルト)
@@ -687,6 +700,10 @@ job_setoptions(job, {options}) を使用して、ジョブの開始後にいく
687
700
"block_write": number テストのためにのみ: stdin への他のすべての書き込みをブ
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701
ロックするふりをする
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702
703
+ "env": dict 新しいプロセスのための環境変数
704
+ "cwd": "/path/to/dir" 新しいプロセスのためのカレント作業ディレクトリ。ディレ
705
+ クトリが存在しない場合は、エラーが発生します
706
+
690
707
691
708
バッファへの書き込み ~
692
709
*out_io-buffer*
@@ -722,10 +739,6 @@ out_io または err_io モードが "buffer" で、コールバックがある
722
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output..." に設定するかどうかを指定するために使用できます。デフォルトではメッ
723
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セージを追加します。"err_msg" はチャネルエラーでも同じです。
724
741
725
- 'modifiable' オプションをオフにしたり、'modifiable' オフなバッファを書き込んだ
726
- りすることができます。つまり、行がバッファに追加されますが、ユーザーはバッファ
727
- を簡単に変更できません。
728
-
729
742
既存のバッファに 'modifiable' が指定されておらず、"out_modifiable" または
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"err_modifiable" オプションがゼロでない場合、エラーが発生し、バッファに書き込
731
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まれません。
@@ -761,5 +774,47 @@ output..." に設定するかどうかを指定するために使用できます
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他のオプションについては、| job_stop() | 参照。
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+ ==============================================================================
778
+ 12. プロンプトバッファを使う *prompt-buffer*
779
+
780
+ Vimのウィンドウでジョブのための入力をタイプしたい場合、いくつかのオプションが
781
+ あります:
782
+ - 通常のバッファを使用して、すべての起こりうるコマンドを自分で処理します。
783
+ たくさんの起こりうるコマンドが存在するので、これは複雑になります。
784
+ - 端末ウィンドウを使用します。入力した内容がジョブに直接送られ、ジョブの出力が
785
+ ウィンドウに直接表示される場合は、これはうまく機能します。
786
+ | terminal-window | 参照。
787
+ - これは、Vimでジョブからの出力 (フィルタリングされている可能性もある) を表示
788
+ している間に、ジョブのための行を入力しているときにうまく動作します。
789
+
790
+ プロンプトバッファは、'buftype' を "prompt" に設定することによって作成されま
791
+ す。通常は、新規作成バッファでのみおこないます。
792
+
793
+ ユーザーは、バッファの最後の行に1行のテキストを編集して入力することができます。
794
+ プロンプト行でEnterキーを押すと、| prompt_setcallback() | が呼び出されます。通常
795
+ は、その行をジョブに送信します。 別のコールバックは、ジョブからの出力を受け取
796
+ り、プロンプトの下の (次のプロンプトの上) バッファに表示します。
797
+
798
+ プロンプトの後の最後の行のテキストのみが編集可能です。残りのバッファはノーマル
799
+ モードのコマンドでは変更できません。| append() | などの関数を呼び出すことで変更
800
+ できます。他のコマンドを使用すると、バッファを壊す可能性があります。
801
+
802
+ 'buftype' を "prompt" に設定した後、Vimは自動的に挿入モードを開始しません。挿
803
+ 入モードに入るには `:startinsert ` を使います。これにより、ユーザは行の入力を開
804
+ 始できます。
805
+
806
+ プロンプトのテキストは、| prompt_setprompt() | 関数で設定できます。
807
+
808
+ ユーザーはノーマルモードに移行し、バッファ内を移動できます。これは、古い出力の
809
+ 参照やテキストのコピーに便利です。
810
+
811
+ CTRL-W キーを使用して次のウィンドウに切り替えるための CTRL-W w などのウィンド
812
+ ウコマンドを開始できます。これは挿入モードでも機能します (単語を削除するには
813
+ Shift-CTRL-W を使用します)。ウィンドウを離れるとき挿入モードは停止します。プロ
814
+ ンプトウィンドウに戻ると、挿入モードが復元されます。
815
+
816
+ "a", "i", "A" や "I" などの挿入モードを開始するコマンドは、最終行にカーソルを
817
+ 移動します。"A" は行頭に移動し、"I" は行頭に移動します。
818
+
764
819
765
- vim:tw=78:ts=8:ft=help:norl:
820
+ vim:tw=78:ts=8:noet: ft=help:norl:
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